衆院選でどのような結果が出ようとも、ロシアと日本の平和条約交渉に進展は見込めないだろう。露日関係の根本的な問題は、平和条約が存在しないことだ。国境画定の問題でも、両国はともに譲歩しない姿勢を示している。いかなる解決策を模索しても、一方あるいは双方にとって受け入れられないだろう。…
567万人が期日前投票 前回比1・38倍、全国で増
総務省は25日、衆院選の選挙区で、公示日翌日の20日から24日までの5日間に有権者の5・37%に当たる567万519人が期日前投票を済ませたとの速報値を発表した。前回平成29年衆院選の同じ期間の確定値は410万8033人で、1・38倍となった。全都道府県で増加した。…
米国、マグロ15%増枠で日本に追い風 現行規制初
東部太平洋のマグロの資源管理を議論する国際会議が閉幕し、水産庁は25日、米国とメキシコの太平洋クロマグロの漁獲枠を2022年から前年比で15%拡大すると正式決定したと発表した。現行の漁獲規制が導入された15年以降、増枠を認めたのは初めて。日本のクロマグロの漁場である中西部太平洋側に関しては、増枠の可否を決める国際会議が12月に開催予定で、今回の決定は追い風になりそうだ。…
全都道府県でボーナス減 人事委勧告、コロナ影響
都道府県職員の令和3年度の給与改定に関する人事委員会勧告が25日出そろった。共同通信の集計によると、期末・勤勉手当(ボーナス)は全都道府県で引き下げとなった。新型コロナウイルスの影響で民間企業のボーナスが減っており、水準を合わせる。月給は民間と大きな違いはないとして、全て据え置きだった。…
中露艦艇航行に懸念表明 防衛相、米海軍長官と会談
岸信夫防衛相は25日、米海軍のデルトロ長官と防衛省で会談した。中国とロシアの海軍艦艇計10隻が津軽海峡を通航後、太平洋を南下し、日本列島をほぼ1周したことに懸念を示した。北朝鮮による潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射にも触れ「わが国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増している」と述べた。…
首相、日米同盟強化へ意欲 国際会議にメッセージ
岸田文雄首相は23日、東京都内で開かれた日米関係に関する国際会議にビデオメッセージを寄せ、日米同盟の強化に意欲を示した。「バイデン米大統領と共に、自由で開かれたインド太平洋の具体化を戦略的に推進し、日米同盟をさらなる高みに引き上げていく」と述べた。…
中露10隻、大隅海峡も通過 日本列島を一周
防衛省統合幕僚監部は23日、津軽海峡を抜け太平洋を南下した中国とロシアの海軍艦艇計10隻が、鹿児島県の大隅半島と種子島の間の大隅海峡を通過し、東シナ海に入ったと発表した。防衛省が、中露の艦艇が同時に大隅海峡を通過するのを確認したのは初めて。日本列島をほぼ一周した形で、同省は極めて特異な行動とみて警戒を強めている。…
日本、目標達成へ排出量取引制度の合意目指す
令和12(2030)年度の温室効果ガス排出量を平成25(2013)年度比で46%削減する目標と「2050年カーボンニュートラル」の達成を掲げる日本にとって、COP26での議論は極めて重要だ。削減の一翼を担う排出量取引(市場メカニズム)の仕組みを規定する「パリ協定第6条」の実施ルールで合意できなければ、46%削減の達成は苦しい道のりになるためだ。…