コロナウイルスの飲み薬 モルヌピラビルが承認申請(1人分8万円で30%の確率)

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突然の痙攣に倒れた男性、原因は「20年前に感染したサナダムシ⁈」

20年前に感染したサナダムシが原因で、てんかん発作が現れる?
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先日、ボストン在住の男性(38歳、身元は非公開)が、夜中に突然の発作を起こして、せん妄状態に陥り、救急搬送されました。

男性の妻によると、午前4時頃にベッドから落ちて、痙攣を引き起こし、意味不明な言葉を発し始めたという。

搬送先の病院で検査した結果、男性の脳は、数年前からサナダムシの幼虫に侵されていたことが判明しました。

男性に基礎疾患はなく、前日まで健康状態に何の問題なかったとのことです。

症例報告は、11月11日付けで学術誌『The New England Journal of Medicine』に掲載されています。

目次 サナダムシの感染による「神経嚢虫症」とは サナダムシの感染による「神経嚢虫症」とは 搬送後、MRIとCTで男性の脳をスキャンしたところ、3カ所…

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参考文献

Dead tapeworm in man’s brain caused him to speak ‘gibberish’ and have seizures
https://www.livescience.com/dead-brain-tapeworm-twenty-year-infection

元論文

Case 34-2021: A 38-Year-Old Man with Altered Mental Status and New Onset of Seizures
https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMcpc2027080

ミツバチも巣内の感染症対策に「ソーシャルディスタンス」を取っていた

ミツバチも「ソーシャルディスタンス」を取ることが判明
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「ソーシャルディスタンスを取りましょう!」

コロナ時代になってから一体、何度耳にしたことでしょうか。

今でも毎日のように聞くフレーズですが、これは感染拡大を防ぐ、人間ならではの大事な知恵です。

ところが、ソーシャルディスタンスを取る生き物は私たちだけではありませんでした。

イギリスとイタリアの国際研究チームはこのほど、ミツバチが寄生虫の脅威にさらされると、コロニー内でソーシャルディスタンスを取り始めることを明らかにしました。

感染したハチは、巣の中心部にいるハチの子や女王バチにうつさないよう、社会的距離を増加したとのことです。

研究は、10月29日付けで学術誌『Science Advances』に掲載されています。

目次 ミツバチの「ソーシャルディスタンス」を初確認 ミツバチの「ソーシャルディスタンス」を初確認 ミツバチの社会は、私たちと同様に、仕事の役割分担を…

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参考文献

Honeybees use social distancing to protect themselves against parasites
https://phys.org/news/2021-10-honeybees-social-distancing-parasites.html
Honeybees use social distancing when hive is under threat from parasite
https://news.sky.com/story/honeybees-use-social-distancing-when-hive-is-under-threat-from-parasite-12454295

元論文

Honey bees increase social distancing when facing the ectoparasite Varroa destructor
https://www.science.org/doi/10.1126/sciadv.abj1398