G7で最大の病床数を誇り、新型コロナの感染者数も低水準で抑えられた日本だが、医療の最前線ではまさに「医療崩壊」が発生してしまった。その原因は、医療供給に制約をかけている独占構造=「厚生ムラ」が存在するからである。…
日本の頭脳流出問題「研究者の移籍を規制せよ」が的外れな理由研究開発に投資しない日本、このままでは研究者に見限られる – 世界の中の日本
研究者にとって研究環境というのは生命線に近いものであり、良質な研究環境が得られるのかは、自身の報酬などとは比較にならないくらい重要な問題である。
20年前の総裁選で吹いた小泉旋風、周到に準備された旋風だった「森退陣」にうり二つの「菅退陣」、今回旋風巻き起こすのは誰か – 政治を読む
自民党総裁選挙が告示され、河野太郎、岸田文雄、高市早苗、野田聖子の4人が立候補した。党内7派閥のうち6派閥が支持候補を一本化しない異例の展開となっている。ただ私の頭の中では、今回の総裁選を巡る動きは、派閥政治の瓦解を決定づけた過去のある総裁選の様相と重なって見えて仕方がなかった。ちょうど20年前の2001年の総裁選挙。小泉純一郎が初めて当選した選挙戦だ。…
【舛添直言】総裁選、権力闘争は派手に、政策論議は浅くなる理由小選挙区制と安倍長期政権で大幅減退した派閥の能力 – 政治を読む
自民党総裁選の候補者が出揃った。今回の総裁選では自主投票を決めた派閥が複数出てくるなど、従来に見られない選挙となっている。これは、派閥が所属議員の自主性を尊重していると言えば聞こえがよいが、「総裁候補を育成・擁立する」という派閥の根源的な機能が低下したとも言える。同時に、政策集団としての機能も大きく減退している。その結果、総裁選に出るような実力者も、ブレーンなどを活用しながら、個々に政策をまとめるのが珍しくなくなっている。…
北朝鮮の韓国侵攻で「大統領が真っ先に逃亡」を想定せよ半島有事で邦人救出失敗、アフガンの二の舞で済まない惨事に – 安全保障を考える
アフガニスタンのガニ大統領は、タリバンの攻撃と報復を恐れて、国民を見捨てて真っ先に逃亡した。大統領の心理はどのようなものだったのだろうか。戦史では、防御をしていて、逃げ道を塞がれそうになると、兵士が恐怖を感じ慌てふためいて逃げ出すという例が多い。…
法医学者が指摘、パンデミック下で「変死体の解剖」が肝要な理由数字に表れない感染死者はもっといる、実態把握のため死因究明を – 世界の中の日本
今年の8月、全国で医療機関以外で死亡した変死体のうち、新型コロナウイルスの感染が確認された人はひと月で250人にのぼったという。ところが、専門家からはこの数字自体に「少なすぎるのでは」との疑問の声が上がっている。警察の依頼を受け検死や解剖を担当する千葉大学大学院法医学教室の岩瀬博太郎教授にコロナ下の検死の実態を聞いた。…
新首相が「核のゴミ」問題を解決する簡単な方法核燃料サイクルを廃止して原子力技術を守れ – 日本経済の幻想と真実
このまま問題を先送りしても展望はない。未来のない核燃料サイクル事業にエンジニアを閉じ込めるより、小型原子炉などの次世代技術に転用し、世界トップクラスの日本の原子力技術を守る必要がある。…
医療逼迫で増加する宿泊療養患者、担当医師が語る診療現場実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第65回) – 明日の医療
新型コロナウィルス感染症第5波では、入院できない感染患者が大量に発生したことが問題になっている。埼玉県さいたま市の『ひかりクリニック』で訪問診療や宿泊療養者の診療に携わっている星野眞二郎院長に、その現状と課題を訊いた。…
韓国に「恥辱」と呼ばれたアフガン退避作戦が示す課題致命的な決断の遅れ、大使の早すぎる退避、法整備・・・ – 安全保障を考える
アフガニスタン情勢が急速に流動化する中で、日本政府は、アフガンに残る国際機関で働く日本人や日本大使館の現地スタッフら約500人の国外への退避のため、現地に自衛隊機を派遣することを決定した。それは良かったが、様々な問題が一気に噴き出した。その点を整理し、どう改善すべきかを提言する。…
アフガンの失敗で勢いづく中国の詭弁日本や米国が絶対に降ろせない「民主主義vs専制主義」の旗印 – 安全保障を考える
9月6日、タリバンがアフガニスタンの全土制圧を発表した。2001年以来、米国がアフガニスタンにおいて目指してきたのは、未来にわたってテロの温床に戻ることがない民主的政府の確立であったが、これは結局実を結ばなかった。…