菅義偉首相の自民党総裁選不出馬宣言でわたしが興味を引いたのは、相変わらずなんにでも口をはさみたがるネット常連たちのコメントだった。しかしやはり出色だったのは、新聞記者の手になる西日本新聞の記事である。…
大統領就任8カ月の動向から読み解くバイデン政権の首相候補評価米国が望む次期首相の最右翼は岸田も河野、高市に大きな差はない – 政治を読む
今後、自民党の総裁が誕生して首班指名されるまでに約1カ月、任期満了を迎える衆議院議員選挙までには2~3カ月ある。このタイミングで、米ワシントンに出入りしている筆者なりに受け身で入手してきた情報を前提に分析しておきたい。…
プロ野球の観客増阻む「阪神×巨人戦の密」とEUROクラスターワクチンパスポートにNBPは前向きも熱狂する観客の制御は困難 – スポーツの見方・勝ち方
新型コロナウイルスの新規感染者数に減少傾向が見られるようになってきたが、今も多くの都道府県に緊急事態宣言が発出されており、プロ野球やJリーグの観客数は上限が設定されたままだ。そうした中、ワクチン接種者が増加してきていることを踏まえ、ワクチンパスポートの活用が本格的に検討され始めた。NBPやJリーグにとって観客数の拡大は死活問題だ。ただ、最近のプロ野球や海外のサッカーの国際大会におけるファンの行動を見てみると、このまま観客数制限を緩和して大丈夫なのかという不安もぬぐえないのだ。…
逼迫する重症病床、私立の中規模急性期病院の頑張りを伝えたい実録・新型コロナウイルス集中治療の現場から(第64回) – 明日の医療
外から見ると、1年半続いたパンデミックにおいて、本来の使命を果たしていないかのように見える医療機関があるかもしれません。しかし、私が知る限り、ほとんどの医療機関や医療従事者は強い使命感を持って動いています。…
「言葉」がなければリーダー失格、身をもって示した菅首相説明能力が決定的に欠如、菅首相の退陣は必然 – 政治を読む
菅義偉首相は、安倍晋三政権下で約8年間の長きにわたって官房長官を務めてきた。その時から、記者会見の数は多いが中身のあることを喋らないのが最大の特徴だった。
今は戦勝国の日本、敗戦国・中国とロシアへの新戦略を「インド太平洋憲章」のすゝめ、「新大西洋憲章」は時代錯誤 – 安全保障を考える
いまの世界の構図は、「自由民主主義国家 vs.中露などの全体主義的強権国家」の対立であり、新冷戦とも言える状況である。第2次世界大戦の構図とは、根本的に異なる。過去に学ぶべき似たような状況があったとしたら、それは、1989年に終了した東西冷戦である。…
宇宙飛行士、向井千秋氏が語るスペース・コロニー生活の現在地国家から民間にシフトする宇宙開発・宇宙利用はどこまでいくか – 地球の明日
宇宙活動のプレーヤーが国家から民間へシフトしたことで、宇宙ビジネスはますます加速し、一大産業となった。人が宇宙へ行き、居住する時代はもうそこまで来ている。『スペース・コロニー 宇宙で暮らす方法』を上梓した向井千秋氏(東京理科大学特任副学長)に話を聞いた。…
防衛費の2022年度概算要求、何の予算が増えるのか?「ゲーム・チェンジャー」技術の実用化へ、ドローン案件も増加 – 安全保障を考える
昨年(2020年)はコロナの影響で1カ月遅れとなりましたが、今年は例年通り8月31日に防衛費の2022年度予算概算要求が公表されました。まず、大幅増額になるのか否かを見てみたいと思います。
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昭和天皇も感心、隻脚の重光葵にマッカーサー側近が絶妙の気遣いハワイ沖で散ったマッカーサー側近が見た日本【後編】 – 世界の中の日本
マッカーサーの側近として終戦とともに日本にやってきたアメリカ陸軍のデイビッド・ラール大佐。ミズーリ号甲板で行われた降伏文書調印の場にも立ち会った。日本の全権・重光葵外相は、かつて朝鮮の独立運動家の爆弾攻撃によって右脚を失っていたため、ミズーリ号への乗艦に難儀する可能性があった。そのことを心配したラール大佐は、非礼ならないよう、絶妙の配慮を見せた。その気遣いは重光にもしっかり伝わっていた。…
厚木でマッカーサーを出迎えた「太平洋戦争きっての名作戦家」ハワイ沖で散ったマッカーサー側近が見た日本【前編】 – 世界の中の日本
今年の夏もすっかり終わろうとしている。日本では毎年8月になると、メディアが一斉に「終戦記念」特集を組んで、第二次大戦で敗戦した日本の惨状を伝える。だが、今年は東京五輪やパラリンピックの開催が重なったせいか、戦争の記憶を呼び起こすような報道は例年ほど多くはなかったようだ。ただ私はこの時期になると、日本の敗戦とその後の占領期に関わった、ある米国軍人を思い出す。彼は終戦の年の夏に日本にやってきてマッカーサーの右腕として活躍し、そして2年後の夏、太平洋に散った人物だ。…