「総理」と「草履」は使い捨て――。いまから20年前に小泉純一郎内閣が立ち上がった頃に目にしたコラムのタイトルだ。書いたのは心理学者の岸田秀。「ソウリ」と「ゾウリ」の語呂合わせだけでなく、どちらも新品は好まれるが、すり切れてきたらそのまま捨てられておしまい、ということを説いていた。言い得て妙だと記憶に残っている。…
「退陣」決断までの5日間、菅首相は何を考えていたのか直前まで総裁選に闘志燃やしていた首相の心を折った「情報」 – 政治を読む
突然の出来事だった。菅義偉首相が3日昼、自民党臨時役員会で総裁選に立候補しないと明言した。9月29日に選出される新総裁が、第100代内閣総理大臣に就任した時点で菅内閣は総辞職する。この間、菅首相は正面突破を何度も図り、続投を前提にした強気の構えを崩さなかった。一夜にして態度が変わった背景は何なのか。「退陣」決断までの5日間を振り返る。…
この秋、日本は五輪爆発したコロナ禍に見舞われる感染者数500万人は目の前、スペイン風邪以上の被害に – 世界の中の日本
データに即して、日本の現実を直視してみましょう。2021年6月1日、我が国の、新型コロナウイルス感染症・総罹患者数は74万6488人、つまり約75万人でした。2021年9月1日、コロナ総罹患者数は150万人を超えました。2日現在、150万7223人とのデータがあります。正味2倍になっています。…
東大の小林武彦氏が語る「生物はなぜ老化し、死んでいくのか」多様性を容認し、変化と選択で生き残ってきた生物の今後とは? – 明日の医療
超高齢化社会の中、医療や介護を不要とし、自立した生活を送ることができる「健康寿命」や「抗老化」技術の研究開発に注目が集まっている。『生物はなぜ死ぬのか』を上梓した小林武彦氏(東京大学定量生命科学研究所教授)に、老化や細胞が死ぬことの意味、老化に抗い若返ることは可能なのか、抗老化研究の現在について話を聞いた。…
【舛添直言】急転直下の菅退陣で鮮明になった「自民党の劣化」政権立案能力も実行力もなし、権謀術数だけの政党に未来はない – 政治を読む
9月3日の午前中、自民党の臨時役員会で菅義偉首相は、「コロナ対策に専念したい」として、自民党総裁選に立候補しないことを表明した。「菅内閣製造責任者」たちに詰腹を切らされたような感じだ。黒幕には、腹黒い政治家がいる。6日に予定した党役員人事も行わないことにした。ここに至るまでの経緯を振り返ってみたい。…
コロナ「周辺犯罪」に気をつけろ!弱者をつけ狙う「新手口」の数々 – 世界の中の日本
今回はその続き、いま急速に広がっている「コロナ周辺犯罪」の手口をご紹介しましょう。
暴走する河野太郎氏のパワハラより重大な問題閣議決定を人質に取ってエネルギー基本計画の変更を迫る – 日本経済の幻想と真実
霞が関が「ブラック職場」になっていることを批判して働き方改革を推進していた河野氏が、パワハラを日常的にやっているわけだが、本質的な問題はそこではない。
アメリカの「アフガン敗戦」から日本が学ぶべき教訓スカボロー礁事件でフィリピン防衛のコミットメントを反故に – 安全保障を考える
日本では、日本をはじめとする同盟国や台湾のような実質的同盟国に、アフガニスタンでの米軍撤退を当てはめるべきではないといった類いの論調が散見される。しかしそれはとんでもない誤りである。…
コロナ便乗「霊感商法」はオウムに漸近?落語家の訃報と因果な「反ワクチン芸」 – 世界の中の日本
知らない落語家の名前で訃報が出ていました。私は特段演芸ファンではなく、昭和末期、圓生一門や立川談志などが脱退する前後からの、毎年大量に出てくる「真打」の大半を知りません。しかし、亡くなった落語家は1966年生まれ54歳ということですから、すでに30年選手、わたしより2つ若いことになります。新型コロナウイルス感染症で亡くなったようですが、ワクチン接種を拒否していたようです。…
幕末、「後進国」なのに列強を退けた日本に学ぶ現代安全保障論強靭さの秘密は個人と諸藩にあった。いまこそ「新幕藩体制」を – 世界の中の日本
コロナとオリンピックにかき消されがちでしたが、8月は先の大戦における敗戦の月であり、色々と考えさせられます。今年は、開戦から数えてみるとちょうど80年です。ちょうど区切りのいい年でもありますし、戦争の悲惨さに思いを馳せ、「真の安全保障」を図るためにも、今回はまず開戦の状況について考えてみたいと思います。…