共通テスト「記述式」正式断念 今後は個別試験の充実課題

 記述式問題と英語民間検定試験の大学入学共通テストへの導入断念が正式に決まり、今後は各大学が行う個別試験の充実が求められる。だが即応が困難な大学も出てくる可能性もあり、個別試験充実に向け文部科学省の関与が不可欠となりそうだ。当面は現在の方式が維持される共通テストの「質」向上も課題として残る。…

「日台スカラシップ」大賞に葉山さんと山内さん 受賞者決まる

 日本と台湾の若者による文化交流の促進を目的とした「第18回日台文化交流 青少年スカラシップ2021」(主催・産経新聞社、共催・台北駐日経済文化代表処、協賛・JR東海、三井物産、台湾新聞社)の受賞者が決まった。作文とスピーチ(中国語・台湾語)の2部門で388点の応募があり、作文部門の大賞には、葉山瑶(はやまよう)さん(早稲田大学4年)の「青緑の双眸の向こうに」が、スピーチ部門の大賞には山内佳祐(やまうちかゆう)さん(佐賀大学3年)の「日本と台湾の架け橋として」が選ばれた。大賞、優秀賞の受賞者には旅行…

共通テスト、記述式問題と英語民間検定試験の導入を断念

 文部科学省は30日、大学入学共通テストでの記述式問題と英語民間検定試験の導入断念を発表した。受験生の公平性の担保が難しいことなどが主な理由。入試改革の2本柱は、今年から始まった共通テストで実施されない。ただ、英語や記述に関する高いスキルは大学教育でも有用として、各大学の個別入試での充実を促していく。…

未接種者は遠隔授業も フランス、中高生にワクチン促進

 フランスのブランケール国民教育相は28日、新型コロナウイルス対策として9月からの新学期に小中高校で適用する新たな措置を明らかにした。中高生のクラスで感染者が出た場合に濃厚接触者となる他の生徒は、ワクチン未接種なら在宅での遠隔授業にするとし、接種を強く促した。…

東京医大の不正入試問題 受験料返還、558人和解

 東京医科大(東京)の不正入試問題で、特定適格消費者団体の消費者機構日本が大学に受験料などを返還するよう求めた裁判は27日、東京地裁で和解が成立した。機構の代理人弁護士によると、裁判手続きに加わった元受験生558人分、計約6750万円を大学が機構側に支払う内容。…