数字で見るセキュリティ

フィッシング報告が過去最多、6万件超 – 2年前の約7.7倍に

2021年12月のフィッシング報告数は前月の1.3倍に増加し、6万件を超えて過去最高を記録した。上位5ブランドで報告数全体の約74.0％を占める。

2021年第3四半期におけるクレジットカードの不正利用被害額は81億3000万円だった。前四半期から0.7％の減少となった。

2021年第3四半期のオンラインバンキングの不正送金被害は、件数ベースで前四半期の3.4倍と大きく増加した。

BBソフトサービスは、11月に同社製品を通じて把握したEC関連のフィッシング詐欺サイトが前月比1.5倍と大きく増加したことを明らかにした。

インターネットイニシアティブ（IIJ）は、11月に同社で観測したDDoS攻撃の状況を取りまとめた。攻撃件数と最大規模の攻撃ともに前月を上回っている。

日本情報経済社会推進協会（JIPDEC）は、フィッシング対策協議会およびTwoFiveと協力して、国の行政機関が発行しているメールマガジンのなりすまし対策状況を取りまとめた。

広く活用されているログ記録ライブラリ「Apache Log4j」に深刻な脆弱性「Log4jShell」が明らかとなった問題で、国内においても脆弱性を悪用した通信が多数観測されている。