ふるさと納税の防カメ貢献 大阪・八尾、現金「出し子」逮捕

 大阪府八尾市の女性から盗んだキャッシュカードで現金約200万円を不正に引き出したとして、大阪府警八尾署は23日、窃盗の疑いで、大阪市浪速区の無職、福森拓真容疑者(39)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。同市はふるさと納税の寄付金で防犯カメラの増設を進めており、府警幹部は「ふるさと納税で増えた防犯カメラが捜査に貢献した」としている。…

対話の伝統か安全か、議員刺殺で悩む英議会

 【ロンドン=板東和正】英国で下院議員が有権者との集会中に刺殺される事件があり、英政界では有権者との交流のあり方をめぐる議論が起きている。有権者との対面で要望を聞く機会を失ってはならないと訴える声がある一方、安全上の懸念から対面を中止する議員も目立つ。有権者との直接対話を重んじる「英政界の伝統」と安全確保の両立が課題となっている。…

侮辱罪厳罰化でネット中傷抑止期待 名誉毀損との適用の違いは…

 侮辱罪の厳罰化を盛り込んだ刑法改正案の要綱が21日、古川禎久法相に答申された。要綱に基づき刑法が改正されれば、社会問題化するインターネット上の誹謗(ひぼう)中傷抑止に一定の効果が期待される。名誉に対する罪には法定刑が重い名誉毀損(きそん)罪もあるが、侮辱罪の罰則強化で何が変わるのか。…

【ローカリゼーションマップ】社会への不快感と地球環境への不安 「若い世代」の声に敏感になろう

 若い世代について気になる2つの声がある。一つは「ミレニアル世代とZ世代は新しい感覚をもっているから期待したい」という上の世代のセリフ。もう一つは「上の世代は我々に期待すると言いながら、自分たちでやるべきことをやっていないではないか」との若い人たちの不満だ。「上の世代」というのは、10代後半から20代前半の人たちからみて、文字通りすべての上の年齢の世代を指している。…

「行政に重大な過失」 熱海土石流、文書公表で遺族憤り

 静岡県熱海市で7月に起きた大規模土石流をめぐり県が18日に公表した行政文書からは、不適切な盛り土を問題視した市が措置命令や停止命令を検討したものの、最終的に見送っていたことが明らかになった。約10年前から数度にわたり崩落が起き、県が把握していたことも判明するなど、改めて「人災」の色合いが強まり、遺族は憤りをあらわにした。…