熱海土石流、被災70人が提訴 起点の現旧所有者側に32億円

 静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流は起点の土地での不適切な盛り土が原因だとして、被災した伊豆山(いずさん)地区の住民ら計70人が28日、土地の現旧所有者とそれぞれの会社などに計約32億円の損害賠償を求めて静岡地裁沼津支部に提訴した。住民らは「土石流は明確に『人災』により生じた」と主張している。…

熱海土石流、住民ら提訴へ 起点現旧所有者らに30億円

 静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流で被災した伊豆山地区の住民らが起点の土地の現旧所有者などを相手取った損害賠償請求訴訟を28日に静岡地裁沼津支部に起こすと決めたことが26日、弁護団への取材で分かった。起点で行われた不適切な盛り土が被害を引き起こしたと訴える。…

岸和田だんじり祭に見物多数 「生活の一部」「感染心配」賛否が交錯

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されるなか大阪府岸和田市で18日、「岸和田だんじり祭」が実施された。運営団体や市は観覧自粛を呼びかけていたが、沿道には大勢の見物客が詰めかけた。「感染が拡大しないか心配」「だんじりは生活の一部」。かけ声やお囃子(はやし)の音色が響く街で、感染防止と伝統継承をめぐる声が交錯した。…

【ローカリゼーションマップ】「共感を呼べ!」と叫ばれる今 人のいない風景を追うカメラマン、グレゴールの作品に思う

「共感を呼べ!」と大きな声で叫ばれる。そのためにアップで撮影された人の表情が、ネット上、そこかしこに散らばる。人の関心をひくには、更にいえば人に行動を促すには、感覚や感情のレベルに訴えかけるべきだ、と。…

【ブランドウォッチング】新型日産フェアレディZ あえての“オールドスクール”に込める真価とは

 「人はパンのみにて生きるにあらず」とは言いますが、ならば「パン以外の何をもって人は生きるのか」と聞かれると途端に答えは混沌としてきます。間違いなくその答えは人それぞれの価値観によって変わってくるに違いないわけですが、こと個人的な現在の心象風景を言えば自分が年をとったのか、日本の社会が年をとったのか、多分その両方で子供の頃持っていたはずのあのいつも期待感にワクワクするような気分はどこかに消えてしまったようです。…

契約金900万円超…支援事業者に託した引きこもりの息子が餓死、提訴した母の悔恨

 自立支援業者の支援を受けた40代の男性がアパートで餓死したのは業者が継続的な支援が必要だったのに放置したのが原因として、男性の家族が今年1月、業者を相手取り計約5千万円の損害賠償訴訟を東京地裁に起こした。わらをもすがる思いで高額な契約金を支払ったが、「自立を促す」との名目で男性と長期間引き離され、最悪の結果になった。「本当にかわいそうなことをした。毎日仏壇に向かって謝っている」。男性の80代の母親は、自責の念をぬぐえずにいる。…