九州新幹線の車内で放火未遂 熊本県警、容疑の69歳男逮捕

 JR九州によると、8日午前8時40分ごろ、熊本県内を走行中の鹿児島中央行きの九州新幹線の車内で、座席が燃えたと連絡があった。けが人はいないとみられる。熊本県警は、新幹線車内で床に火を付けようとしたとして、現住建造物等放火未遂の疑いで福岡市の男(69)を現行犯逮捕した。…

遠山元財務副大臣を任意聴取 東京地検

 日本政策金融公庫の融資を違法に仲介した貸金業法違反容疑の関係先として公明党衆院議員事務所が家宅捜索を受けた事件で、東京地検特捜部が、元財務副大臣で同党の遠山清彦元衆院議員(52)から任意で事情聴取していたことが7日、関係者への取材で分かった。遠山氏は、融資の違法な仲介などへの関与を否定したという。…

【衝撃事件の核心】浮かぶ殺意と計画性、脱出課題も 京王線刺傷1週間

 東京都調布市を走行していた京王線特急の刺傷事件は7日で1週間。殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)の事件前の足取りが明らかになるとともに、刃物や大量のオイルを周到に準備するなど強い殺意と綿密な計画性が浮かぶ。「退職した6月ごろからハロウィーンでの大量殺人を考えていた」。警視庁調布署捜査本部は、仕事の失敗が凶行の背景にあるとみている。…

手荷物検査、厳しくなるか? 問われる鉄道の安全性

 電車に危険物を持ち込み「凶行」に及ぶ事件は後を絶たない。京王線特急の乗客刺傷事件で、殺人未遂容疑で逮捕された服部恭太容疑者(24)は刃物のほか、可燃性の殺虫スプレーや大量のライターオイルまで持ち込んでいた。海外の鉄道では危険物持ち込みによるテロや事件防止に「手荷物検査」も実施しているが、過密ダイヤの日本の都市部の鉄道では、利便性などの観点から全面導入には踏み切れていない。相次ぐ事件に専門家は「社会がリスクをどう評価するかだ」とし、抜本的な対策の必要性を訴える。…

時短協力金めぐり架空請求 飲食店ターゲットに相次ぐ

 新型コロナウイルス対策の時短営業などに協力した飲食店に対し、協力金をめぐる架空請求が相次いでいる。東京都の要請に応じなかったにもかかわらず協力金を受け取ったとして、都の名前で違約金を請求しており、少なくとも新橋地区の飲食店3店舗で被害が確認された。弁護士を名乗る男が直接店を訪れたケースもあった。都はこうした請求は絶対に行わないとして注意を呼びかけている。…

リニア冊子訴訟、敗訴確定 市民団体の上告退ける

 リニア中央新幹線の長所を強調した漫画冊子を山梨県が作り、県内の学校に配ったのは違法だとして、建設に反対する甲府市の市民団体メンバーが県を相手取り、かかった費用約1200万円を当時の知事らに賠償させるよう求めた訴訟で、最高裁第3小法廷(渡辺恵理子裁判長)は市民側の上告を退ける決定をした。2日付。市民側の敗訴が確定した。…

津波予測「長期評価」の信頼性、再び争点に

 東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電旧経営陣の控訴審では、1審で退けられた、政府の地震調査研究推進本部が平成14年に公表した津波予測「長期評価」の信頼性が、再び問われることになる。検察官役の指定弁護士は、裁判官による現場検証や長期評価の策定に加わった気象庁元幹部らの証人尋問を通じて長期評価の妥当性を明らかにしたい考えで、東京高裁がこれらを採用するかがカギとなりそうだ。…