コロナ禍からの景気回復で物価が高止まりし、FRBの「平均的インフレ目標」政策が真価を問われる局面だ。家計への影響を重視する政治の圧力も強まり、FRBは難しい政策運営を迫られている。…
「ファーストの会」が事情はどうあれ“小池第2新党”でしかない理由 – DOL特別レポート
都民ファーストの会が10月3日、記者会見して明らかにした国政新党「ファーストの党」設立。政策も役員人事も勝敗ラインも連携する他の政党も説明できない残念ぶりで、注目度は低い。小池百合子東京都知事自身の意向ではないとの見方もあるが、果たしてそうか。いずれにせよ有権者には「小池新党」にしか見えない。…
岸田新政権が直面する「台湾有事」の現実味 – DOL特別レポート
9月29日、自民党総裁選挙で、岸田文雄氏が新総裁に選出された直後、筆者は、主だった議員の感想を聞こうと、投開票の会場となったホテル内で、ぶら下がり取材(囲み取材)を続けた。その中で、高市早苗政調会長を支持した稲田朋美元防衛相(細田派)は、筆者の問いに、「岸田さんは安全保障問題でも思いを共有している方です」と述べ、勝利への祝意を示した。…
コロナに負けず、“お酒”を気持ちよく飲みたい人へ贈る「5つの行動原則」 – 山崎元のマルチスコープ
緊急事態宣言・まん延防止等重点措置が全面解除された。この機会に、次の新型コロナウイルスの感染流行があり得ることも考えつつ、お酒を飲む側で心掛けておきたい行動ルールを「5原則」にまとめてみた。…
“謎肉”の日清食品も挑戦!未来の食料危機を救う「培養肉」とは – ニュース3面鏡
近年、劇的に変わりつつある「食」の世界。今後、地球規模の人口爆発による食料の供給不足や、外食業界での人手不足が深刻化、さらに新型コロナウイルスの流行で、ますます先行き不透明な時代になっていくでしょう。こうした深刻な問題を解決すべく、日本をはじめ世界各国が臨んでいるのが、「フードテック」です。そこで今回は、宮城大学食産業学群教授・石川伸一さん監修の著書『「食」の未来で何が起きているのか』(青春出版社)から、「フードテック」の具体的事例を抜粋紹介します。…
45歳定年問題で考える、中高年に「キャリア自律」を求めるのは逆効果なワケ – DOL特別レポート
サントリーホールディングスの新浪剛史社長が、「45歳定年制」の導入について提言し、話題となっている。発言には多くの批判が集まっているが、雇用問題として捉えるならば、「企業はなぜ45歳の社員に『区切り』をつけようとするのか」という問題を考えなければならない。この問題の背景を考えると、現状を変えるためには、「40歳以降のキャリア」を考えるだけでは不十分であることが分かる。…
「岸田新内閣のサプライズ人事」で注目される若手・女性議員とは – DOL特別レポート
まさかの自民党総裁選挙でしたね。岸田文雄氏が決選投票を制して勝利を勝ち取ることは予想していましたが、1回目の投票から1位を獲得するとは誰もが予想しなかったことでしょう。
われわれは中国の歴史が「大転換」するのを目撃している – 野口悠紀雄 新しい経済成長の経路を探る
習近平体制による規制強化が教育や芸能界にも広がる背景には約40年の改革開放路線を転換し毛沢東時代の共産党への原点回帰がある。明朝時代に政治が経済を止めたのと酷似する。
中国に封じ込められた天安門事件追悼、香港の「一国二制度」が消滅した日 – DOL特別レポート
イギリスから返還された際、中国国内とは異なる制度の下、香港人による自治が認められていたはずの香港。しかし、この「一国二制度」が事実上消滅したといえる出来事が起きた。中国政府は1989年に起きた天安門事件をタブーとしているが、香港では事件後毎年、天安門事件の追悼集会が行われていた。その集会を主催する団体が当局の恫喝を受けて9月25日に解散を決定、香港で30年続いた追悼集会がついに封じ込められたのである。…
「2%インフレ目標」維持なら新政権に求められる2つの覚悟 – 経済分析の哲人が斬る!市場トピックの深層
ポスト菅の新政権は「2%インフレ目標」を維持するなら、労働市場で雇用調整が円滑に行われる制度の導入と「賢い財政支出」を通じて潜在成長率引き上げにコミットする「2つの覚悟」が求められる。…