トヨタ減産、深刻度増す東南アジアコロナ禍 挽回生産にも限界

 東南アジアの新型コロナウイルス禍による部品供給の停滞が長引き、自動車メーカーの減産の動きに歯止めがかからない深刻な状況が続いている。トヨタ自動車は9月に続いて10月にも大規模減産に踏み切り、年間生産目標も930万台を900万台に下方修正した。他のメーカーも工場の稼働停止の延長を余儀なくされるなど影響を受けており、コロナ禍が収束しなければ、減産の動きが広がる恐れがある。各社は挽回生産を図るが、従業員に過度な負担はかけられず、悩みは尽きない。…

トヨタ、追加減産40万台 年間見通し3%引き下げ コロナ、半導体不足で

 トヨタ自動車は10日、9月と10月の世界生産を想定よりも合計約40万台減らすと発表した。東南アジアでの新型コロナウイルス流行による部品調達難や世界的な半導体不足を背景に36万台の減産を既に決めていたが、追加の減産を迫られた。令和3年度の年間生産台数見通しも当初の930万台から3%減の900万台に引き下げる。…

空飛ぶクルマの実用化へ、大阪府市が連携協定

 大阪府と大阪市は8日、2025年大阪・関西万博で輸送手段として活用が期待される「空飛ぶクルマ」について、機体開発を進めるベンチャー企業、スカイドライブ(東京)と連携協定を締結すると発表した。万博開幕前の実用化に向けた実証実験などに府市も協力する。締結式は今月14日。…

コロナ下で独自動車ショー 感染対策実施、対面で開催

 ドイツ南部ミュンヘンで欧州最大級の国際自動車ショーが7日、始まった。新型コロナウイルスの感染拡大が収束せず東京やニューヨークなど有力なショーが中止となる中、対策を実施した上で対面での再開に踏み切った。欧州のメーカー各社は新型の電気自動車(EV)を相次ぎ披露し、自動運転などの先端技術もアピールした。12日まで。…