「官房長官、総理として国難ともいえるコロナ対策に全力で取り組まれるなか、当社の経営再建問題についても常に気にかけ強力なご支援を頂いたことに深く感謝申し上げます」。菅義偉首相が自民党総裁選に出馬しない方針を表明したことを受けて、JR北海道の島田修社長はこうコメントを出し、謝意を示した。…
【近ごろ都に流行るもの】新時代の事業承継「中小企業のスモールM&A」 跡継ぎ候補をネットで募集
億のカネが飛び交う弱肉強食の世界“ハゲタカ”のイメージがある企業のM&A(合併・買収)だが、対照的な現象も起きている。跡取りのいない商店や町工場などの中小企業が、第三者に株や事業を譲ることで廃業を防ぐ「スモールM&A」だ。売り手と買い手をつなぐのは、婚活サイトみたいなネットマッチング。専門家が交渉から売買成立までを支援する仕組みが整ってきた。従業員の雇用や取引先、技術・文化を守る新時代の事業承継として、国も後押ししている。…
札幌のネット米穀店がリアル店舗の青果業に進出 衝撃的な価格の安さの秘密
札幌市で6月に創業した青果店「ヤオハチ」が地元住民から人気だ。わずか4カ月でフランチャイズを含め8店舗を開店。「安くて安心」と話題を集めている。安さの秘訣(ひけつ)はインターネット米穀店の経験を踏まえた物流ノウハウと、全国に広がる農家ネットワーク。同店を運営する青果店ベンチャー「やお八」(本社・札幌市)の藤川欽三社長(41)はリアル店舗での全国展開を狙う。…
駅や繁華街の人出、7割超の地点で前週比増 緊急事態宣言解除で
NTTドコモがまとめた2日午後3時時点の人出は、全国の主要駅や繁華街計95地点のうち7割超の69地点で、前週土曜日の9月25日を上回った。新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言とまん延防止等重点措置が全面解除されて初の週末となったほか、多くの地域で好天に恵まれたことが影響したとみられる。…
緊急事態解除 行列、人混み、にぎわい戻った街
新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言と蔓延(まんえん)防止等重点措置が全国で解除され初の週末となった2日、観光地やテーマパークは大勢の人でにぎわった。感染再拡大への不安も残る中、歩行者天国や観光スポットも通常通り再開。感染に気をつけながら、そろりと日常を取り戻しつつある。…
【Bizプレミアム】イカの漁獲量が20分の1に…函館が直面する危機に「ブリ」は救世主となるか
地球温暖化などの影響で不漁続きとなっている北海道・函館のイカ漁。スルメイカの水揚げ量は年々減少の一途をたどっており、10年で約20分の1にまで激減した。地元の人の話によると、今夏はついに「イカ刺し」を取り扱う店はほぼなくなったという。一方、その水産海域に姿を現しているのが温暖な海水を好むブリだ。今や漁獲量はイカを上回り、全国でトップレベルに。函館ではイカに代わる新たな食資源として、ブリの食文化を振興するイベントなどを開催している。流通や加工業も難しい舵(かじ)取りを迫られている。…
「ポケモンGO」より先輩? 北海道のローカル線で“位置情報ゲーム”活用したスタンプラリー
北海道の釧路湿原を縫って走るJR釧網(せんもう)線沿線で1日、地図上に訪問した場所を塗っていくことができるスマートフォンのゲームアプリ「テクテクライフ」を使ったデジタルスタンプラリーが始まった。「ポケモンGO(ゴー)」に似ている位置情報ゲームアプリだが、実は発案自体はポケモンGOが世に送り出される前からあったという。ゲームアプリの開発関係者は「企画から7年の歳月が流れたが、このゲームが釧網線沿線地域活性化の一助となれば」と話している。…
品質めぐる申告2305件 三菱電機外部調査委、事実関係精査へ
三菱電機の鉄道車両向け機器などの検査不正問題をめぐり、外部有識者による調査委員会が1日公表した調査報告書は問題が起きた原因として、縦割り組織ならではの風通しの悪さを指摘した。同社は平成28年以降も3度にわたり全社点検を行ったが、品質を軽視する姿勢が改まることはなかった。調査委は全22拠点について、精力的に調査を続けており、同様の問題がさらに広がる可能性もある。…
【デジタルフォレンジック識者インタビュー】東京電機大名誉教授・佐々木良一氏「隠された情報引っ張り出す技術は進化」
DFに詳しい東京電機大の佐々木良一名誉教授に話を聞いた。
デジタル情報分析、不祥事洗い出しに貢献 調査会社へ依頼急増
企業不祥事が発覚した際に第三者委員会がパソコンなどに残されたデジタル情報を解析する「デジタルフォレンジック(DF)」を活用する動きが広がっている。民事訴訟に備え、不正の証拠をつかむため、調査会社への相談や依頼が急増中だ。最近ではデータ分析技術が向上し、人工知能(AI)を使った調査も行われている。…