日本郵政が「かんぽの宿」全33施設売却 企業と自治体に

 日本郵政は1日、保有する宿泊施設「かんぽの宿」について、全33施設を民間企業と自治体に売却すると発表した。売却先が決まった32施設の売却額は計約88億円で、来年4月に譲り渡す。長年にわたって赤字が続く中で新型コロナウイルス禍が重なり、自力で収益力を高めるのは難しいと判断した。…

テレワーク継続希望者9割超 コロナ明けも「飲み会参加しない」 働き方意識調査

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言と蔓延(まんえん)防止等重点措置が30日の期限で全面解除された。行動制限は段階的に緩和されていく可能性があるが、ビジネスパーソンが望む「コロナ禍明け」の働き方はどのようなものなのだろうか。…

山善、血中酸素を測れる時計

 山善は、血中酸素濃度を測定できるスマートウオッチ(腕時計型端末)「CHRONOWEAR(クロノウエア)2」を発売した。濃度が90%を下回ると画面に警告を表示する。体表温度や心拍数も計測でき、健康管理に役立つ。実勢価格は1万6000円前後。…

家具大手イケアが東京ゲームショウに初出展 「ゲーミング家具」の選択肢に【SankeiBiz編集部】

 家具大手のイケア・ジャパンが30日、千葉市美浜区の幕張メッセで開催した日本最大規模のゲーム見本市「東京ゲームショウ」に初めて出展した。パソコンメーカーのASUS(エイスース)とタッグを組み、ゲームを遊ぶのに適した「ゲーミングパソコン」用の家具の販売を拡大する。日本は家庭用ゲーム機を販売する任天堂やソニーの影響力が強く、パソコンでゲームを遊ぶ層が広がりにくいとされているが、イケアの広報担当者は「国内市場のポテンシャルは大きい」と意気込む。…

工事を繰り返すほど不便に…新宿駅の“ダンジョン化”が解消されない地理的理由

 1日当たり350万人以上が利用する新宿駅は、「世界で最も混雑した駅」としてギネス記録に認定されるほど巨大なターミナル駅だ。地下の駅構内は広く複雑で、新線新宿駅から西武新宿駅に行くには徒歩15分以上かかる。なぜこのような形になったのか。鉄道ジャーナリストの枝久保達也さんが解説する--。…

【アジアの今】タイの経済回復基調を脅かす政治リスク

 新型コロナウイルスの感染第3波が半年も続いたタイで、ようやく収束の兆しが見られるようになった。政府は新たな感染症対策費用として1兆バーツ(約3.3兆円)を借り入れる計画で、一気に経済の回復を進めたい考えだ。最大の貿易港、レムチャバン港の取扱貨物量も上昇に転じるなど輸出を中心に環境も整いつつある。こうした中で、勢いをそぎかねない懸案材料として街頭デモなどの政治リスクが急浮上している。…

千葉・一宮町の五輪サーフィン競技会場 模索する「レガシー活用」

 【深層リポート】千葉発 東京五輪で、五輪史上初めて実施されたサーフィン競技。その会場となったのは、人口約1万2千人の千葉県一宮町だった。国内外から観戦客らが集まり、町活性化の起爆剤になるという期待があったが、新型コロナウイルス禍で無観客開催となり、もくろみは外れた。それでもこの画期的な出来事のレガシー(遺産)をつくり、町の発展につなげたいという思いは強く、模索が続いている。…