かつて崎陽軒は全国のスーパーマーケットでシウマイを展開していた。しかしある時期からそれをやめて、横浜エリアを中心とした販売に切り替えている。なぜローカルブランドを目指すことになったのか。三代目社長の野並直文氏の決断と実行を、ノンフィクション作家の野地秩嘉さんが書く--。…
「異次元緩和は机上の空論だった」それでも日銀が“失敗”を認めない本当の理由
日銀の異次元緩和で日本経済はどう変わったのか。元日銀理事の山本謙三さんは「異次元緩和政策で2%物価目標を絶対視した結果、出口の見えない泥沼に陥った。財政赤字は拡大し、将来世代にツケを回し続けている」という--。…
「ほっぺちゃん」のサン宝石が民事再生法申請、事業継続しスポンサー企業へ打診
帝国データバンク甲府支店によると、オリジナルキャラクターの「ほっぺちゃん」を手掛けるアクセサリー・雑貨のサン宝石(山梨県中央市、資本金=2千万円)が27日に甲府地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全命令を受けた。新型コロナウイルス感染拡大で販売が急減し、資金繰りが悪化した。負債総額は21億7千万円。…
【Bizプレミアム】「たけのこの里」立体商標登録 特許庁の“拒絶”を覆した明治の底力【SankeiBiz編集部】
特許庁が、1979年に誕生した明治のチョコレート菓子「たけのこの里」の形状を立体商標として登録した。パッケージや商品名とのセットでなくても、たけのこの形をしたチョコ菓子が単独で保護されるようになる。姉妹品で75年生まれの「きのこの山」は2018年に登録済みで、冗談交じりで「国民を二分する」とまでいわれる人気商品の形状がそろって立体商標として認められたことになる。だが、その舞台裏には特許庁の拒絶を覆す“逆転劇”があった。…
九州最大級の「eスポーツ」施設が開業 プロチーム本拠地
対戦型のコンピューターゲームの腕を競う「eスポーツ」の九州最大級の拠点「チャレンジャーズパーク(チャレパ)」が22日、天神ロフトビル(福岡市中央区)に開業した。eスポーツは、海外では賞金総額数十億円規模の大会が催されるなど盛り上がりが先行するが、国内でもプロチームの発足や学校の部活動に取り入れられるなど熱が入りつつある。運営する九州電力系通信会社「QTnet」は拠点整備で、市場拡大につなげる考えだ。…
【Bizプレミアム】「天然水」は造語だった 消費量20倍で枯渇の恐れは…“水の番人”が明かす実態【SankeiBiz編集部】
まだまだ厳しい残暑が続く日本列島。新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、ミネラルウォーターの需要が伸びている。酷暑の中でもマスクが欠かせない日常が続き、こまめな水分補給を心掛けている人が増えているようだ。「水と安全はタダ」といわれてきた水資源大国の日本だが、今や美味しい水は「買って飲む」のが当たり前。天然水の需要は拡大の一途をたどっているが、過剰な採水によって水が枯渇してしまう恐れはないのか。…
サンマ、大型船初水揚げも低調 漁業関係者「水揚げ量を増やしたいが…」
サンマの水揚げ量が日本一の北海道根室市の花咲港で27日、主力となる大型船が今年初めて水揚げした。約90トンと昨年の約6トンから大幅に増えたものの、数百トンに達したかつての盛況に比べると低調。漁業関係者は「漁場が遠方の公海となり操業回数が減る分、水揚げ量を増やしたいが思うようにいかない」と話す。…
大阪万博の政府整備計画、府市側「満額回答」と評価
井上信治万博相は27日、大阪市役所で大阪府の吉村洋文知事と松井一郎市長と会談し、2025年大阪・関西万博に向けた政府のインフラ整備計画の決定を伝えた。財源措置などを事前に要望していた府市は「満額回答」と評価した上で、会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)での規制緩和を改めて求めた。…
もたらすものは成長?停滞? コスト増も株価は上昇、ESGの最新トレンド
【経済24時】企業のESG(環境・社会・企業統治)が注目されている。気候変動対策や人権意識の高まりなどを背景に、今年の株主総会ではESGに関連する株主提案が続々となされた。これまで重視されてきた「数字」以外の価値といえるESG。企業活動にもたらすものは成長か、停滞か。…