JAグループ京都を26年以上にわたって牛耳っている中川泰宏は、36歳の若さで農協組合長に就任した。その上部団体の農協連合会会長に就任したのは6年後の42歳のときである。通常、連合会会長になるのは60代後半なので、かなりのスピード出世といえる。中川が“農協独裁体制”を築き上げるまでに、野中広務・元自民党幹事長が果たした役割を明らかにする。…
カネ稼ぎで社会を見返す!「農協界のドン」が貸金・不動産業で大成功した理由 – 農協の大悪党 野中広務を倒した男
JAグループ京都のトップに26年以上にわたり君臨する中川泰宏は、高校を卒業するとそのまま独立起業の道を選んだ。足の障害を「名刺代わり」や「交渉の武器」にすることで貸金業や不動産業の世界でのし上がっていった。だが、カネを稼ぐだけでは中川の心の欠乏感は満たされなかった。…
「農協界のドン」が障害があるいじめられっ子から青年実業家に変貌した理由 – 農協の大悪党 野中広務を倒した男
JAグループ京都のトップに26年以上にわたり君臨する中川泰宏は、いまでこそこわもての権力者だが、幼少期は病弱で、足の障害をだしにいじめられるなど辛酸をなめていた。進学や就職でも障害がネックになったが、高校を卒業直後は、たくましい青年実業家へと変貌した。中川はいかにして暗い青少年時代と決別したのか。…
京都農協界の“独裁者”中川泰宏が、野中広務と「決裂」した全内幕 – 農協の大悪党 野中広務を倒した男
JAグループ京都のトップに26年以上にわたって君臨する中川泰宏は、「ラジオ番組の主役」「小泉チルドレン」──としてて、京都府で高い知名度を誇る。彼を改革派と見る府民も少なくない。だが、中川には知られざる一面がある。農協組織を意のままに動かして「地上げ」などを行い、ファミリー企業への利益誘導をしているのだ。とりわけ、目の上のたん瘤だった政敵、野中広務元自民党幹事長が故人となった2018年以降は中川のやりたい放題となっている。連載『農協の大悪党 野中広務を倒した男』では、「農協の独裁者」誕生の秘話や野中…