中国のTPP加入、大商会頭「歓迎すべき」

 大阪商工会議所の尾崎裕会頭(大阪ガス相談役)は17日の記者会見で、中国が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)加入を正式申請したと発表したことについて、「中国は世界の経済を構成する大きな国、要素。TPPに加盟することは、国際的な枠組みに入ることであり、歓迎すべきことだ」と述べた。…

コロナ行動制限「効果があったのか」 麻生財務相が苦言

 麻生太郎財務相は21日の記者会見で、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会など専門家の主導でこれまで導入してきた行動制限について、「外で飯を食うな、人に会うな等々、制限をいつまでされるおつもりなのか。その根拠は何なのか。本当にそれが必要で効果があったのか。私にはなんとなく、ちょっと違うんじゃないかという感じはする」と苦言を呈した。…

世界同時株安、「中国版リーマンショック」の懸念強まる

 中国の不動産大手「中国恒大集団」の資金繰り悪化に端を発した世界的な株式市場の急落は、投資家が中国の不動産バブルの崩壊による金融・株式市場の混乱リスクを意識したことが背景にある。中国最大級の民間企業の破綻を中国政府が放置する可能性は低いとの楽観論がある一方、高騰する不動産価格の抑制に努める当局は救済に動かないとの悲観的な見方もある。…

TOB期間の延長拒否へ SBI、新生銀の要請に

 SBIホールディングスは19日、新生銀行に対して実施中の株式公開買い付け(TOB)について、新生銀が求めた期間延長に応じない方向で調整に入った。新生銀はSBIが要請を拒否した場合、導入済みの買収防衛策の手続きを進める方針で、対立は一段と先鋭化することになる。…

新生銀行、買収防衛策導入を決議 “白馬の騎士”探し難航も

 新生銀行は17日、SBIホールディングスからのTOB(株式公開買い付け)を受け、取締役会を開き買収防衛策の導入について決議した。SBIに対して詳細な質問を行っていることを明らかにし、TOBに関する意見表明は「留保」した。SBIの回答次第で臨時株主総会を開いて買収防衛策の発動を諮ることになり、敵対的TOBに発展する公算が大きくなった。…

中国が世銀の事業環境報告書で圧力か 内部調査公表、現IMF首脳関与か

 【ワシントン=塩原永久】世界銀行は16日、各国の事業環境を毎年順位づける報告書「ビジネス環境の現状」で、首脳陣が中国などの順位を引き上げるよう担当部局に圧力をかけたとの内部調査を公表した。ジム・ヨン・キム総裁=当時=や、現在は国際通貨基金(IMF)専務理事のゲオルギエワ最高経営責任者=同=らが不正に関与したと指摘。公正性に疑義が生じたとして報告書を取りやめることを明らかにした。…

新生銀、SBIの不備指摘 TOB、傘下入りは障害

 新生銀行は16日、SBIホールディングスからの株式公開買い付け(TOB)に対し、SBI側の経緯説明に不備があったと指摘する文書を公表した。過去に公的資金の返済案をSBIから提示されたことを明らかにしたほか、幅広い地域金融機関との取引を維持するには、SBIの傘下に入ることが障害となるとの認識を示した。…