【トップは語る】日本損保協会の船曳真一郎会長、リスク別水災保険料「公平性と持続性が重要」

 「(身代金を保険で迅速に支払う企業が増えれば)リスクを誘発するとの指摘もある。今、身代金を払って営業を再開した会社はアメリカで公聴会に呼ばれ、なぜ身代金を補償する保険に入っていたのかといった理由などの証言を求められる。何が最も効率の良い手段なのかが論議の対象にもなっている。補償するのが正解なのか、しないのが正解なのか、単純には決められない」  【プロフィル】ふなびき・しんいちろう 神戸大学経営卒。昭和58年に住友海上火災保険(現三井住友海上火災保険)入社。三井住友海上経営企画部長、取締役専務執行役…