【経済インサイド】新生東芝始動、ブランド維持の戦略は

 東芝の中期経営計画の達成に向けた準備が着々と進んでいる。中計が始まる平成31年4月から傘下の事業会社が手がけていた電池事業をはじめ、エレベーター、照明、空調事業というビルソリューション関連を東芝本体に吸収することが判明した。4事業を本社直轄運営に切り替える。東芝の車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)のもとで、新生・東芝がいよいよスタートする。…

【ニュースレビュー】Friday eye 1.25

 業績不振のパイオニアは25日、臨時株主総会を東京都内で開き、香港の投資ファンドの支援を受けて傘下に入るための議案が承認された。構造改革を実施して経営体制を見直し、早期の再建を目指す。今後は主力のカーナビ以外で収益源の育成が急務になる。…

顆粒剤工場を取り壊し、次世代創薬拠点 塩野義

 塩野義製薬が「セデス」や「ポポン」などの大衆薬を生産していた摂津工場(大阪府摂津市)の施設を取り壊し、次世代医薬品の製造施設に刷新する方針を固めたことが25日、分かった。2020年までに解体し、約1万平方メートルの敷地に新施設を建設。摂津工場を最先端の医薬品製造拠点にする考え。…

ドコモとauにソフトウエアの緊急点検要請 総務省、SBの障害受け

 総務省は25日、昨年12月に発生したソフトバンクの大規模な通信障害を受け、NTTドコモとKDDI(au)に通信設備の緊急点検を要請したことを明らかにした。障害の原因となったソフトウエアの信頼性を中心に検証し、防止策などを確認する。個社の通信障害に対して業界全体に対応を求めるのは異例。…

ベア3千円以上要求を決定 電機連合、2月14日提出へ

 電機メーカーの労働組合でつくる電機連合は25日、横浜市で中央委員会を開き、平成31年春闘で賃金水準を底上げするベースアップ(ベア)の統一要求を月額3千円以上とする方針を正式決定した。各労組は2月14日に経営側に要求書を提出。経営側は3月13日に回答する。…

日立、風力発電機の生産から撤退 サービス中心に転換

 日立製作所は25日、主に国内向けに手がけていた風力発電機の生産から撤退すると発表した。競争が激化する中、大型化に伴う開発費の増加などが重荷となっていた。今後は提携先の独エネルコンから発電機を調達する一方、運用や保守をはじめとするサービスに軸足を移す。…