最上藩の藩主は名君として世に知られていたが、近頃行状が怪しいという噂がある。平蔵が探ってみると案の定…。第11話〈後編〉は11月22日(月)17時に更新予定です。『鬼平犯科帳109』好評発……
小染をめぐって争う同心・沢田と凶賊・牧翔馬。「ここでは勝負もやりにくい、庭に出ろ!」
小染の兄、凶賊の牧翔馬は妹に執着しているらしい─平蔵は、同心の沢田を囮にして牧をおびき出そうと企む。しかし、沢田は小染を見張っている間に、本気で惚れてしまうのだった…。第11話〈前編〉は1……
「天下の往来でお武家様が弱いものいじめなどして!」柳橋芸者・小染の啖呵が冴える
柳橋で一、ニを争う人気芸者、小染を見張る同心の沢田小平次と密偵の彦十。小染の兄は、北関東で悪名を馳せていた賊徒の一人だった…。第10話〈後編〉は11月20日(土)17時に更新予定です。『鬼……
平蔵は北国の言葉を話す不審な浪人集団を急襲する「火盗改メであるっ!! 神妙に致せ!」
平蔵を盗賊の頭だと思い込んだ多吉は、粂八の船宿で働き出す。ある日、一家皆殺しにされた押し込みの現場に連れて行かれ、その凄惨な状況に逃げ出してしまう。しかし、あることに多吉は気づいた…。第1……
盗賊志願の多吉を押し込みの現場に案内した平蔵は「これがお前の憧れていた賊の所業よ」
復活した”盗人酒屋”で平蔵は、東北の田舎から出てきた少年・多吉と出会う。多吉は、「盗賊になりたくてこの店に来た」と語るのだが…。第9話〈後編〉は11月18日(木)17時に更新予定です。『鬼……
「すぐに人数を集めよ。出張るぞ!」盗賊宿を急襲するため、平蔵たちは馬を駆った
火付け盗賊は“埴生の又五郎”の仕業だったが、なかなか尻尾をつかませない。そんな折、火消しの源助の女房・お咲が急死してしまう。世をはかなんだ源助は橋から身投げしようとするが、同心らに止められ……
「うすのろ!!」息子の源助を一人前の火消しにするため、頭領の八十助は厳しく鍛えるが…
町火消しの源助は優男で、煮え切らない。そんな息子を一人前にしようと、頭領の八十助は厳しく鍛えていた。そんな折、皆殺しにして火を付けるという非道な手口の盗賊が現われる…。第8話〈後編〉は11……
「この針はな、ズブリと人の体に差し込むのだ」平蔵は針職人の彦次郎にズバリと斬り込む
針で男を殺したのは、針職人の彦次郎だった。彦次郎は10年前まで盗賊”御座松の孫八 ”の手下だったが、孫八の娘・お吉にそそのかされ、孫八を殺して逃走、裏切り者として追われる身となっていた。彦……
「亡骸は俺が引き取る。今少し調べたい」行き倒れの男に遭遇した平蔵はそう宣言する
浅草を見回り中の平蔵は、行き倒れの男を見つけた。心ノ臓の病と思いつつも気になる箇所を発見する。亡骸を役宅に運んで調べてみると針が見つかった……。第6話〈後編〉は11月12日(金)17時に更……
経師屋の春吉は自分とよく似た男がいることを知る。「もしや…」春吉には心当たりがあった
同心の細川峯太郎は、盛り場で掏摸騒ぎに遭遇する。数日後、細川は掏摸の男が役宅に出入りしていることに気づく。問い詰めると、男は経師屋の春吉と言い、まったくの別人だった。事の成り行きを聞いた半……