楽天モバイルは27日、世界的な半導体不足の影響で、携帯電話の基地局整備が遅れるとの見通しを明らかにした。自社回線の人口カバー率が96%となる時期を、これまで公表していた「今年夏ごろ」から「年内」へ修正した。自動車業界などで深刻化している半導体不足の影響が、通信業界にも広がっている。…
中国、ネット業界を「半年間」集中取り締まり
【北京=三塚聖平】中国政府は26日、インターネット業界の集中的な取り締まりに着手したと発表した。「安全で秩序ある市場環境を整備する」のが目的だと説明しており、半年間かけて問題行為を調べる。中国当局は、ネット通販最大手のアリババ集団など国内IT大手への統制を強めており、業界への逆風がさらに増すとみられる。…
楽天格付け、投資不適格に 携帯電話事業への巨額投資を考慮
米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは26日、楽天グループの長期会社格付けを「トリプルBマイナス」から、一般的には投資不適格とみなされる「ダブルBプラス」に1段階引き下げたと発表した。携帯電話事業での巨額投資で、財務体質の悪化が見込まれることを考慮した。中期的な見通しは格下げの恐れがある「ネガティブ(弱含み)」とした。…
五輪とはいえテレワーク微増 中小企業「五輪でも働き方変えられない」
東京五輪・パラリンピックの大会期間中、混雑緩和などのためのテレワーク対応に企業が苦慮している。政府の調査ではテレワークによる出勤者の削減は、微増にとどまる見通し。中小企業などからは「五輪があるからといって働き方を変えられない」との声が上がっている。…
ヤフーなどIT各社、ニュース配信「品質向上」に注力
IT各社が、配信するニュースの品質を向上させる取り組みを加速している。読者の意見を反映させる仕組みや専門家によるニュース選び、多様なニュースを読ませる最新技術など、さまざまな工夫を凝らしている。読者にじっくりと読まれる品質の高いニュースほど、広告の効果も高まる関係にあるといい、新聞社などニュースの配信元との連携を模索している。…
ネットフリックス、日本で直営店 世界1号店か
米動画配信大手ネットフリックスが、来年前半にも日本で直営店を出店する計画であることが16日、分かった。東京都内で場所の選定を進めており、世界1号店になる可能性がある。店内でドラマ制作風景を再現し、関連商品も販売する。新型コロナウイルスのワクチン接種を背景にコロナ収束後を見据えた企業の動きが活発化し始めた。…
「バーチャルレストラン」自宅で高級料理と空気感を堪能、シェフの挨拶も
レストランや宴会などの事業を手掛ける銀座クルーズとIT企業のoVice(オヴィス)社は16日、オンラインでシェフやスタッフから説明を受けながら高級料理に舌鼓を打てる「バーチャル空間レストラン」をオープンする。自宅に配達された料理を皿に盛り付けたら、パソコンのカメラを通してシェフから挨拶や料理の説明を受けつつ順番に料理を楽しむことができる。…
【SaaS~変革のプレイヤー群像】工場や店舗のノンデスクワーカー向けSaaS 「カミナシ」が“現場”を変える
新型コロナウイルス禍でさまざまな分野のペーパーレス化やIT(情報技術)化が進む中、工場や店舗などの現場で働く「ノンデスクワーカー」向けのSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を提供し、受注を伸ばしているのが「カミナシ」(東京都千代田区)だ。現場では作業のチェックリストや伝票、日報の作成など紙が主流。これまでペーパーレス化も進んでいなかった。創業者の諸岡裕人CEO(最高経営責任者)は、航空会社の機内食製造などを請け負う家業の工場で現場の課題に直面。その経験を生かし、ノンデスクワーカーが抵抗なく…
「ラインモ」が3ギガ990円の新プラン 競争激化、大手の横並び崩れる
ソフトバンクは15日、オンライン手続きに特化した新ブランド「LINEMO(ラインモ)」で、データ容量を3ギガバイトに抑えて月額990円とする割安な料金プランの提供を始めた。携帯電話大手3社が月3千円前後でほぼ横並びだったオンライン専用プランの均衡が崩れ、顧客獲得競争が激化しそうだ。…