「カラリズム(肌の色による差別)」には長い歴史があるが、ソーシャルメディアは、写真の加工フィルターやおすすめアルゴリズムによって偏見を助長し、差別を永続化する可能性がある。…
「ニセの受容体」でウイルスを騙す、新型コロナ次世代治療法
新型コロナウイルス感染症の新たな治療法として、ウイルスが細胞に侵入するときの「受容体」に着目した方法が開発中だ。回復を早めると期待される「デコイ療法」とは何か。
「不正な政治利用を許すな」 フェイスブックに黙殺された ある元社員の訴え
フェイスブックのデータ科学者だったソフィー・チャンは、フェイスブックを使った政治的操作の実態に気づき、たった一人で対策を始めた。だが、彼女の訴えにフェイスブックは動かなかった。…
NASA火星探査車が岩石のサンプル採取に成功、史上初
NASAの火星探査車「パーサビアランス」は、ジェゼロクレーターから岩石と砂のサンプルを採取するのに成功した。同クレーターは火星古代の三角州の跡であり、生き物の化石が見つかる可能性がある。 …
行き過ぎた「煽り記事」から距離を、新型コロナ報道の読み方
デルタ株感染者の急増などパンデミックの様相が目まぐるしく変化する中で、日々さまざまな報道が飛び交っている。MITテクノロジーレビューのパンデミック報道担当記者自身が、本当に役に立つ情報を手に入れるために掛けていることを紹介しよう。…
ハリケーン「アイダ」で大規模停電、求められる強い送電網
8月29日に米国南部を襲った大型ハリケーンの「アイダ」がニューオーリンズにもたらした大規模停電は、高頻度かつ深刻化する気象災害に耐え得る電力システムを再構築する必要性を改めて認識させるものだ。 …
夢であることを自覚できる夢、「明晰夢」をめぐる秘密
夢であることを自覚し、自分の思い通りになる夢である「明晰夢」についてはまだ分かっていないことが多い。その一方で、明晰夢が、脳の働きについてより詳しく知るための手がかりになると考える研究者も存在する。 …
可決でも茨の道、「クリーンエネ8割」迫る米予算案への期待と不安
米上院は「クリーン電力報酬プログラム」の予算案の可決に向かっている。電力会社が販売する電力全体にカーボンフリー電力が占める割合を増やすことを狙ったものだ。政治的実現可能性を高めるために採ったこのアプローチには期待がある一方、狙い通りに目的を果たせるかどうか不安もある。…
バイデン政権が本腰、 「二酸化炭素貯留」の狙い 幹部に聞く
米国のバイデン政権が取り組む気候変動への取り組みの一つの柱となるのが、「二酸化炭素の回収・貯蔵(CCS)」だ。環境問題の活動家からは反対意見も根強いが、二酸化炭素排出量削減が困難な業界には必要なものだという。化石エネルギー・炭素管理局の幹部に狙いを聞いた。…
統合情報理論が解き明かす「意識」とは何か?
あるものが意識を持つとはどういう状態なのだろうか。人間や動物だけでなく、木や植物、バクテリアも意識を持つのだろうか。統合情報理論(IIT)によると、あるシステムが意識を持っているかどうかを定量的に予測できるという。 …