米国の撤退前、アフガニスタンは銀行業システムを現代化する寸前まで来ていたが、タリバンの支配により、すべてが台無しになってしまった。今、現地の金融情勢は混沌の真っ只中にある。 …
検閲批判のアップル、「検証可能」と主張も研究者を排除する二枚舌
アップルが発表した児童性的虐待画像の検出機能は波紋を呼んでいる。アップルは同社が不正な検閲を実施していないか検証できると主張しているが、一方でセキュリティ企業を排除したり、そもそも研究者による精査が難しいソフトウェアを作ったりしている。…
打ちたくても打てない、ワクチンであぶり出された米健康格差の深刻度
人種や経済状況、地域によって、社会的に弱い人々へのワクチン接種が遅れている。接種会場までの交通手段がない、会場が遠い、休みが取れないといった根本的な問題に目を向け、健康格差解消の取り組みを継続すべきだ。…
「非倫理的」なAI訓練データセット、削除するだけでは不十分
人工知能(AI)の訓練用にはかつて、ネット上のデータを許可なく集められたものが使われた。後に批判され、データセットを撤回する例が相次いだがが、撤回するだけでは問題の解決にはならない。…
無計画な封鎖、ワクチン輸出 相次ぐ失策が招いた 「インドの危機」
新型コロナウイルス感染症で大量の死者を出したインドは、数多くの失策を重ねていた。首相が突然宣言したロックダウンは都市労働者の帰郷を促す混乱につながり、国産ワクチンの海外輸出を進めたことで国民のワクチン接種は出遅れた。…
中国がチベットに天文台を計画 天文学の勢力図に影響か?
中国がチベット高原における大型望遠鏡の建設計画を進めている。同高原の天体観測所としての条件は、すでに大型望遠鏡が設置されているチリやハワイに匹敵し、天文学における中国台頭の可能性を示唆している。 …
書評:フェイスブック内部の「醜い真実」が物語ること
ニューヨーク・タイムズ紙のベテラン記者2人による新刊『An Ugly Truth(醜い真実)』は、2回の米国大統領選挙の間にフェイスブックに起きたことを巧みなストーリー・テリングで描いた意欲作だ。…
義足エンジニア・遠藤 謙が「人類最速」の先に見据えるもの
MITテクノロジーレビュー主催の世界的なアワード「Innovators Under 35」を2012年に受賞した義足エンジニアの遠藤 謙さんは、イノベーターに最も必要な資質を「しつこさ(Grit)」だと語った。
ドイツ語で答えても適正あり?AI面接で英語力を測ってみたら……
欧米では企業の採用活動に人工知能(AI)ツールが使われる機会が増えた。実際に複数のツールを試してみると、さまざまな懸念点が明らかになった。
混乱のアフガニスタン、 ネット上で救済活動が活発化
タリバンの政権掌握によって混乱に陥ったアフガニスタンで、救護や非難を支援するオンライン・ボランティア活動に頼る人が増えている。ただ、オンラインの向こう側にいるのが何者なのか検証することなく、個人情報を提供するのは危険だ。 …