「『デザイン経営』宣言」から3年、デザインとビジネスの関係を変えたキーワードとは – Virtical Analysis

「デザイン経営」は、ブランドとイノベーションを通じて、企業の産業競争力の向上に寄与する──。これは、経済産業省と特許庁が2018年に発表した政策提言「『デザイン経営』宣言」冒頭の一節だ。それから3年。「産業競争力とデザインを考える研究会」の委員として、この宣言の策定に中心的に関わったクリエイティブディレクターであり、HAKUHODO DESIGN代表取締役社長の永井一史氏が「デザイン経営」を包括的にまとめた一冊『これからのデザイン経営』を出版した。「デザイン」という言葉が指し示す広い可能性と、この3…

気候非常事態という危機に問われるこれからの大学の役割とは – Virtical Analysis

東京都立大学、東京都立産業技術大学院大学などを統括・運営する東京都公立大学法人は、2021年7月に国内の国公立大学では初めて「気候非常事態宣言」を発出した。国連環境計画(UNEP)によれば、世界で7000以上の高等教育機関が気候非常事態の共同宣言に合意したとされるが、日本の大学での宣言はわずか4つ。機運が高まらない中、首都における公立大学が手を挙げた意義とはいかなるものか。東京大学名誉教授で、同法人理事長を務める山本良一氏に聞く。…