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12月9日、58歳のお誕生日を迎えられた皇后・雅子さま。

【画像】ナチュラルメイクの愛子さま(写真32枚)

宮内庁を通じて文書で思いを寄せられました。冒頭で綴られていたのは、成年皇族となられた“娘・愛子さまへの思い”。

めざまし8では、皇室担当解説委員らの話を基に文書に込められた思いをひもときました。

「安堵致しました」愛子さま成年行事に対するお気持ち

誕生日に際して公開された映像では、天皇陛下と並んで笑顔をみせられた雅子さま。装いは、ゴールドの華やかなワンピース。天皇陛下のネクタイも同じ色でコーディネートされていました。

宮内庁を通じて公表されたお言葉の冒頭には、12月に成年皇族の仲間入りをされた長女・愛子さまへの思いが綴られていました。

皇后 雅子さま
今月初めには娘の愛子が成年を迎え、多くの方々から温かい祝福を頂きましたことに心から御礼を申し上げます。5日に行われた成年の行事もおかげさまで無事に終えることができ、安堵いたしました。愛子には、これからも様々な経験を積み重ねながら一歩一歩成長し、成年皇族としての務めを無事に果たすことができますよう願っております

このお言葉について、フジテレビ皇室担当の橋本寿史解説委員は…

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員
ご家族のことを最初に触れられるというのは中々なかったことです。やはり皇后さまにとって愛子さまの成年の行事は、とても大切に思われていた行事であり、思い出に残るという行事ということで文章に書かれたんだと思います。ご感想の中にも「安堵致しました」というお言葉があったように皇后さまにとって張り詰めた気持ち、いろいろ愛子さまにしてさしあげた上で、緊張感をもたれていたんだろうな、ということが推察できます。それほど、雅子さまが愛子さまに対してアドバイスをされたんだろうなと思います

そして、5日に行われた成年の行事の様子からも雅子さまの思いが見て取れると話します。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員
やはり新しく服をつくられた訳ですけれども、ロングドレスでの歩き方などもこれは女性でなくては教えられないものであり、母親の雅子さまがいろいろアドバイスをされてきたんだろうと思っています

ローブデコルテを着て、皇居宮殿の車寄せに姿を見せられた際の愛子さま。背筋を伸ばし、一歩一歩、おしとやかに進まれていました。

「清楚ながらも堂々と」“ナチュラルメイク”の印象も

さらに、皇室ファッションに詳しい青木淳子さんに話を聞くと…

歴史文化研究者 青木淳子さん
愛子さまがお出ましになるときに、歩まれるお姿が清楚ながらも堂々となさっていました

さらに、青木さんは愛子さまの髪型やメイクの印象をこう語ります。

歴史文化研究者 青木淳子さん
髪型なんですけど、ティアラを着装されるためにアップになさっています。ただ、前髪は下ろしてあって若々しい印象なんですが半分だけなんですね、そこのところでお顔がとても明るいですよね。また、思いがけなかったのがすごくナチュラルメイクだったということなんですね。正装の時ロープデコルテを着用したり、今回は勲章も着用されています。そういう時にはやっぱりそういったものの格に負けないように、割と厚化粧になりがちなんですよね。ところが今回拝見しますと、愛子さまは本当に一瞬化粧されていないかのようなナチュラルメイクでした

橋本解説委員も次のようにみている。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員
成年皇族になられると、いろいろな行事に出られることになるわけです。ですから先にいろいろと経験をされている雅子さまは愛子さまに対しても、歩き方ですとか、どういうお召し物がいいのか。それから、持ち道具、いわゆる扇子ですとか、ハンドバッグ、そういったものにもいろいろとお話をされたり、アドバイスをされてきたんだろうと思います。全体として、どのような立ち振る舞い方、持ち物といったものについて、雅子さまはアドバイスをされてきたんだろうなと推察されます

“28年雅子さまを撮影” 女性が撮った2人の仲睦まじい写真

愛子さまを見守られてきた雅子さま。そんな姿を撮り続けてきた人がいます。

雅子さまの写真を撮り始めて28年。これまで2万枚以上のカットをカメラに収めてきたという白滝富美子さん、80歳。

上野駅のホームで撮ったという一枚がこちら。雅子さまは、まだ幼い愛子さまを、よく見えるように抱き上げられたといいます。

他にも、雅子さまと愛子さま、2人の仲睦まじい写真が残されていました。

雅子さまにとって、この20年はまさに愛子さまの成長と共にありました。実際に、雅子さまの文書には、誕生から20年を振り返るお言葉が…

皇后 雅子さま
愛子が生まれてからの20年間は長かったようにも、あっという間だったようにも感じられ
ますが、様々な思い出が思い起こされて感慨深く思います。

橋本解説委員は、この文章から“雅子さまの感慨”が感じられるといいます。

フジテレビ皇室担当 橋本寿史解説委員
やはり雅子さまにとっても、苦しい時期、ご自身が療養生活をされていたり、愛子さまがなかなか学校に行けないという時期、そういったものもおありだったわけですけれども、そういった苦しい時期をご家族みんなで、乗り越えられてきた。そしてその苦しい時期が、かえって、ご家族の絆を深められたのではないかと拝察しています。ですので、いいときばかりではなく、苦しい時期というのもいろいろ思い出されながら、20年たったという雅子さまの感慨というのがこの文章からも感じられます。

58歳の誕生日を迎えられた雅子さま。感想の結びには…

皇后 雅子さま
国民の皆様が心を寄せ合ってこの困難な状況を乗り越え、全ての人が安心して暮らせる日が一日も早く訪れることを心から願っております

コロナ禍で困難な国民に対してのお言葉が綴られていました。

(めざまし8 12月9日放送より)