自民・公明両党の幹事長と選挙対策委員長が、12月23日の昼、都内のホテルで会談し、来年夏の参院選に向けた連携を確認した。
これは幹事長と選挙対策委員長による「二幹二選」と呼ばれる枠組み。これまで両党の幹事長と国会対策委員長による、いわゆる「二幹二国」の会談は定期的に行われてきたが、「二幹二選」は異例だ。
会談は、自民党の茂木敏充幹事長と遠藤利明選挙対策委員長、公明党の石井啓一幹事長と高木陽介選挙対策委員長が出席し、約1時間行われた。
来年は、夏に参院選がある他、米軍基地問題を抱える沖縄県では、1月の名護市長選や沖縄県知事選などが控える。
「二幹二選」では、夏の参院選などに向けて、自公両党が協力していくことを確認した。
茂木氏は、参院選は全国32の定数1の「1人区」が勝敗のカギを握るとして、沖縄県を皮切りに、既に全国行脚を始めている。
自民党関係者は、「二幹二国というのはあったが、二幹二選はやってなかったので、これから随時開催する」と話している。