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フェンシングで歴史的快挙。

男子エペ団体で、初のメダルを目指す日本は、準々決勝でオリンピック3連覇中のフランスと対戦。

エペは全身、全てが有効面で相手を突けば1ポイントという単純明快なルール。

日本は、序盤からリードを許し、あと1点で敗退という絶体絶命のピンチを迎えた。

しかし、驚異の粘りを見せたのは、チーム最年少の加納虹輝選手(23)。

土壇場で同点に追いつき、世界ランク1位から大金星を挙げた日本。

続く韓国との準決勝も制し、日本勢初の金メダルに王手をかけ迎えた決勝。

個人の世界ランキング4位の山田優選手(27)がその実力を見せる。

上半身へのフェイントから足元へ。
有効面が広いエペならではの技術でポイントを重ねた。

さらに今大会、大黒柱・見延和靖選手(34)に代わり、リザーブから途中出場を果たした宇山賢選手(29)。

個人の世界ランク2位の相手から、5連続ポイント。
日本が終盤までリードを奪う。

そして、ついにつかみ取った悲願の金メダル。
日本フェンシング界が、この東京で、新たな歴史を刻んだ。

男子エペ団体・加納虹輝選手「苦しい試合が多かったんですけれども、チームで支えあって取れた金メダルだと思っています。ありがとうございました」

男子エペ団体・見延和靖選手「フェンシングといったらエペという種目なので、この種目がもっともっと日本中に認知してもらって、もっとフェンシングの面白さをいろんな人に知ってもらいたいと思います」