軍事転用可能とされる精密機械を不正に輸出した罪で起訴された、神奈川・横浜市の会社社長ら2人について、犯罪にあたるか疑いが生じ、起訴が取り消された。
横浜市の機械製造会社の社長ら2人は、液体を乾燥させて微粒子にする「スプレードライヤ」と呼ばれる機械を中国と韓国に輸出したところ、軍事転用可能な機械を不正に輸出した疑いで、2020年、警視庁公安部に逮捕され、その後、東京地検に起訴された。
2人は容疑を否認し、弁護人も「輸出規制の対象外だ」と主張したことを受け、東京地検が再捜査を行ったところ、機械が軍事転用できるのか疑いが生じたとして起訴を取り消した。