12月最強レベルの寒波が押し寄せた日本列島。
西日本を中心に積雪が増え、記録的な大雪をもたらした。
27日午後5時ごろの新潟・小千谷市。
越後川口インターに向かう国道117号で、立ち往生が発生していた。
12月としては、最強レベルの寒波が押し寄せた日本列島。
北日本から西日本の日本海側を中心に、記録的な大雪となった。
滋賀・彦根市では、27日朝、平年の30倍以上となる73cmの積雪を観測。
市内の国道8号線では、大型トラックが雪でスリップして動けなくなり、後続の車が一時、2km以上にわたって立ち往生した。
すでにトラックは撤去されているが、名神高速道路の通行止めの影響もあり、国道8号線では、28日午前0時15分現在も渋滞が続いている。
この大雪で、各地の交通機関にも乱れが。
空の便では、日本航空で、北海道の空港などを発着する46便が欠航。
全日空では、富山空港などを発着する37便が欠航した。
28日は全日空が、富山空港を出発する1便の欠航を決めている。
一方、雪の影響で遅れが出た東海道新幹線は、28日は平常通り運行する予定。
強い雪の範囲は今後、北陸の山沿いが中心となり、昼ごろにかけて降り続く見込み。
午後は各地とも、小康状態になりそう。
28日夕方までに予想される雪の量は、北陸で70cm、東北や関東甲信で60cm、東海で50cmなどとなっている。