三越伊勢丹ホールディングス、J.フロントリテイリング、エイチ・ツー・オーリテイリング、高島屋、そごう・西武は1月4日、12月の売上速報を発表した。 三越伊勢丹(首都圏)前年同月比14.0%増、J.フロントリテイリング(百貨店事業合計)12.6%増、エイチ・ツー・オーリテイリング(阪急阪神百貨店全店計)15.9%増、高島屋各店計(国内百貨店子会社含む)9.9%増、そごう・西武10店計5.9%増だった。 ■三越伊勢丹HD(2021年3月期売上高:8160億円) 伊勢丹新宿本店店頭前年同月比17.7%増、三越日本橋本店店頭9.0%増、三越銀座店21.3%増などで、三越伊勢丹計14.0%増だった。 札幌丸井三越9.7%増、函館丸井今井3.1%減、仙台三越1.7%増、松山三越4.8%減など、国内グループ百貨店計は5.8%増となり、国内百貨店計は10.5%増となっている。 全国的な新型コロナウイルス感染者数の減少傾向継続で、国内百貨店計の売上前年比は11月と同水準の伸び率となった。日本人顧客の店頭売上は、引き続き国内百貨店計で2018年実績に近づいており、首都圏三越伊勢丹計では同年実績を超えた。 伊勢丹新宿本店・三越日本橋本店では、ホリデーシーズンを迎えた消費意欲の向上から、時計、宝飾、ハンドバッグ、ラグジュアリーブランドといった高付加価値な商品が底堅く推移したという。 また、伊勢丹新宿本店は、防寒ニーズや外出機会の増加から、買い替えや2点目以降の購買などといった需要によって、コート、アクセサリーなどの売れ行きが前年比約1.3倍超と好調だった。 免税売上は、首都圏三越伊勢丹計、国内百貨店計ともに前年実績を上回った。 ■J.フロントリテイリング(2021年2月期売上高:7662億円) 大丸松坂屋百貨店合計の売上高は前年同月比12.4%増、博多大丸、高知大丸を含めた百貨店事業の合計売上高は12.6%増だった。 12月度の売上高は、外出機会の増加や前年の新型コロナウイルス感染症第3波影響の反動などにより、売上高・入店客数ともに前年実績を上回り、大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では13.6%増、関係百貨店を含めた百貨店事業合計(既存店)では13.7%増となった。 店舗別では、直営13店舗中10店舗と博多大丸、高知大丸が前年実績を超えた。 商品別では、ラグジュアリーブランドや宝飾品が引き続き好調だった。コート、スーツといった重衣料、食料品も健闘し、全てのカテゴリーにおいて前年実績を上回っ […]
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