AC0x01 曰く、
12月25日に打ち上げられ、ラグランジュ点への飛行中のNASAのジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 (JWST) だが、難関とみられていたサンシールド(日除け)の展開に成功したという(NASAの展開作業のツイート, Soraeの記事)。
このサンシールドは、約21m×14mという巨大なもので、観測機器を極低温に保つためには必須のもの。JWSTには恐ろしいことに344もの単一障害点があり、一つでも失敗すればその性能を発揮できないが、今回のサンシールドの展開でそのうちの75%をクリアしたという。ただし、この後には直径6.5mの主鏡や副鏡の展開、また目的地への軌道変更が控えているため、まだまだ安心できる段階ではなさそうである。
総費用100億ドル(約1兆1500億円)ともいわれるJWSTは、果たしてその真価を発揮できるのか?観測データが待ち遠しいところである。
| NASA
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