ジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡、難関のサンシールドの展開に成功

AC0x01 曰く、 12月25日に打ち上げられ、ラグランジュ点への飛行中のNASAのジェームズ・ウェブ宇宙望遠鏡 (JWST) だが、難関とみられていたサンシールド(日除け)の展開に成功したという(NASAの展開作業のツイート, Soraeの記事)。このサンシールドは、約21m×14mという巨大なもので、観測機器を極低温に保つためには必須のもの。JWSTには恐ろしいことに344もの単一障害点があり、一つでも失敗すればその性能を発揮できないが、今回のサンシールドの展開でそのうちの75%をクリアしたと…

イーロンマスクが「SpaceXは倒産リスクを抱えている」とした従業員宛メールがリークされる

AC0x01 曰く、米宇宙企業SpaceXのCEOイーロンマスクが11月26日に、従業員宛に「量産中のラプターエンジンの生産ペースの悪化が遥かに深刻で、解決しなければ同社が倒産する可能性もある」とのメールを送ったことがリークされ、話題となっている(ニューズウィーク日本版, Gigazine, ブルームバーグ)。SpaceXのラプターエンジンの開発は既に一区切りしており、今年7月には150基目という異例のハイペースで量産が進んでいることが報じられている。しかし今回のメールではエンジンの問題は「災害」級…

生命が存在可能な太陽系外惑星の新分類「ハイセアン惑星」が提唱される

AC0x01 曰く、太陽系外惑星には、太陽系には存在しないタイプの惑星も多く発見されているが、ケンブリッジ天文学研究所のチームは26日、地球型以外で生命が存在する可能性を持つ新たな惑星のタイプとして、「ハイセアン惑星 (Hycean planet)」を提唱した(研究所のプレスリリース, Soraeの記事)。これまでの観測データでは、惑星の大きさが地球の1.6倍を超えると、惑星は主成分が岩石の地球に近いスーパーアースから、水素とヘリウムから成る厚い大気を持つ海王星に近いミニネプチューンへと姿を変えると…

SpaceXが100基目のラプターエンジンを製造完了。現在、週に数基ずつ製造中

AC0x01 曰く、超大型ロケットStarshipの開発を続ける米SpaceX社だが、公式Twitterアカウントで100基目となるラプターエンジンの製造が完了したことを記念するツィートを行っている(SpaceXのツィート)。ラプターエンジンはメタンと液体酸素を燃料とするロケットエンジンで、極めて高い性能ながら安価で再使用も可能という特徴を持つとされる。5月の高高度飛行試験の際に、50~60基目のエンジンが現場に運び込まれたと報じられており、その際に既に150基目まで週数基のペースで生産が始まってい…