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MSI Z690 TOMAHAWK WIFI DDR4 に新BIOS(7D32v11)が来ている。

MSI_z690_tomahawk_bios_20220115.jpg

試した限りでは、E-coreを無効化することで、P-coreのAVX512を有効にできるようになっているっぽい。

ただ、問題があって、デフォルト設定だと起動できるのに、デフォルトからいろいろ設定変更をしていくと起動できなくなる状態になってしまった。(そもそもBIOSが起動しない)

仕方ないのでCMOSクリアしてデフォルトに戻せば再び問題なく起動した。

なにが悪いのかなあと思って、ひとつひとつ設定を適用してどこが原因か細かく見ていくと、[ Core Voltage Mode ] の [ Advanced Offset Mode ] が原因っぽい。別に電圧が低すぎるとかではなさそうで、例えば -0.01V とかの明らかに問題なさそうな設定でもおんなじだった。

これまでは、Advanced Offset Modeを使ってかなり電圧を下げることで発熱と消費電力を下げていた。私が下手なだけかもだが、Adaptive + Offsetではやはり調整が難しく、十分に電圧下げができないため、Advanced Offset Modeを使えないのはちょっと厳しい。

というわけで、AVX512のテストは棚上げして、もとの 7D32v10 に戻すことにした。BIOSを戻したあとは、再びAdvanced Offset Modeを使っても問題なく動作しているので、やはり 7D32v11 のAdvanced Offset Modeになんらかの問題があるということになりそう。

というわけで、Advanced Offset Modeを使っていなければ問題なさそうだが、使いたい場合には 7D32v11 はご注意を。


今回思ったのはやっぱりCMOSクリアがケース開けて端子探してっていうのが面倒なので、ボタンがバックパネルにあったほうが便利だなあということ。でもCMOSクリアボタンは製品の差別化のためかハイエンドマザーにしかないことが多くて、CMOSクリアボタンのためだけにハイエンドマザー買うというのは無理があるので、だいたい毎回ケース開けてる…。