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長く続くマスク生活の中、相手の“マスクオフ”の顔をよく知らず、いざマスクを外した時に驚いたという経験はないだろうか。

そんな「マスクを外した時のギャップ」について、化粧品シリーズ「FUKUBISUI」などを展開する、福美人株式会社が調査結果を発表した。

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調査は、全国の20〜30代の男女1070人を対象にインターネットで行われた(男性523人・女性547人、2021年6月9~10日、モニター提供元:ゼネラルリサーチ)。

この調査で、「異性がマスクを外した時の印象に“ギャップ”を感じたこと」について、「よくある・たまにある」という人が、男性で67.8%、女性では64.2%いることがわかった。

では、肝心の“ギャップ”とは具体的にどんなものかというと…

__・無表情な方かと思っていたらマスクを外した時とても笑顔が素敵だった(20代男性)
・目元可愛いなと思っていてマスク外したらもっと可愛かった(30代女性)__

など「マスクを外した方が印象がよくなった」というプラスの感想がある一方で、

__・マスクしてるとイケメン。外すと残念(20代女性)
・マスクしてたら若く見えたが、取るとそうでもなかった(30代女性)
・肌荒れなどが隠れていて、着用時とのギャップが大きかった(30代男性)
・マスク美人が多い(30代男性)__

など、想像していた“マスクオフ”の素顔にマイナスの印象を持ってしまうものもあった。

マスクオフで「口元」に注目…「可愛さ・かっこよさ半減」

ではそんな“ギャップ”はどこから生まれるものなのだろうか。異性がマスクを外した時、顔のどの部分に注目するかについてのアンケートでは、男女ともに「口元」をチェックする人が多いという結果が出た。

__【男性がつい見てしまう部分】
・口元(歯並び、歯の黄ばみなど)(44.2%)
・輪郭(31.7%)
・小じわ、ほうれい線(18.7%)
・ニキビ・ニキビ痕(18.2%)
・肌のカサつき(11.1%)

【女性がつい見てしまう部分】
・口元(歯並び、歯の黄ばみなど)(55.0%)
・ひげ、ひげ剃り痕(44.2%)
・輪郭(26.0%)
・ニキビ・ニキビ痕(24.5%)
・小じわ、ほうれい線(16.5%)__

マスクで隠れている部分が見えたとき、そこに注目するのは当然のようにも感じるが、とくに口元やニキビなどの肌荒れ、しわなどに注目する人が多いという結果が出た。

これらを見た時、どんな印象を抱くかという質問に対しては、

__【男性】
・可愛さ・かっこよさ半減…(30.8%)
・もったいない…(18.9%)
・見たくなかった…(16.4%)
・意外と老けてる…(13.0%)
・ただただ残念…(11.1%)

【女性】
・可愛さ・かっこよさ半減…(23.4%)
・意外と老けてる…(19.2%)
・もったいない…(18.3%)
・見たくなかった…(15.9%)
・ただただ残念…(15.7%)__

という結果になった。

「マスクで隠せる」がスキンケア不足に?

こうしたがっかりなイメージを与えてしまいがちなマスクの下について、スキンケアを「しっかりと行っている」人は全体の36.5%、「やや怠りがち・かなり怠ってしまっている」人は63.5%。

また「マスク着用で感じた感染防止以外のメリット」として

・コンプレックスがある部分を隠せる(31.4%)
__・メイクをサボれる(すっぴんでいられる)(30\.8%)
・口臭を気にせず他人と話せる(29.7%)
・ニキビや吹き出物を隠せる(25.8%)
・ひげ剃りをサボれる(25.6%)__

などが挙げられており、多くの人がスキンケアをさぼりがち、かつそれらを隠したままでいられるマスクを「便利」と感じていることもわかった。

男女ともに、マスクを外した顔を見たとき「可愛さ・かっこよさ半減」と感じる人がおり、男性は女性に対して「もったいない、見たくなかった…」、女性は「意外と老けてる、もったいない…」という感想を抱くこともあるという現実。

“マスクあるある”かもしれないが、マスクで隠れている部分はついつい理想的なパーツを思い浮かべてしまうもの。

ギャップが生まれてしまうのは仕方がない部分もあるだろうが、一方でマスクで隠れるから…といって、ついついスキンケアや髭剃りを怠り、その結果マスクを外した時のギャップが大きくなってしまう、という悪循環の構造も見えてきた。

もちろん、マスクを着けていることで「マスク荒れ」が起き、肌が荒れてしまうという悩みを抱えている人はなかなかすぐに改善するのは難しいかもしないが、マスクの下をしっかりケアすることで、マイナスイメージの“ギャップ”は埋めることができるかもしれない。

最後に、この調査を行った福美人株式会社にも、お話を聞いてみた。

「常にマスクをしていても表情や意識を大切に」

――この調査を行ったきっかけは?

スタッフの間で、そういった内容の会話を耳にすることが多いなと感じたためです。

――「マスクで隠れる部分のケアができている人が約4割」という数字については?

もっと少ないと想定しておりました。

――マスクが原因の肌荒れに悩む人も…どんなケアをすればいい?

揺らぎ(※肌の状態が変化して不安定な状態)を抑えて元の健康なお肌に導くスキンケアを取り入れることをおすすめしています。

――マスク生活で意識したいことは?

気を抜いてしまうことからエイジングが進んでしまうのではと感じているので、常にマスクをしていても表情や意識を大切にしたいと考えております。

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マスクを外した時に「あれっ、こんな顔だったんだ…」と思うことは“マスクあるある”だが、「素顔の方がいい!」というプラスの方向のギャップではなく、マイナスのギャップを感じ「魅力が半減…」と思った人は、実は自分も「もったいない」と思われているかもしれない。

長引くマスク生活で疲れがたまっているという人も、ぜひ一度マスクの下のケアに注目してみてはいかがだろうか。