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気候変動について評価する、国連の組織(IPCC)が報告書を公表し、「人間の活動が温暖化を進めたことに疑う余地がない」と初めて断言した。

報告書では、このまま地球温暖化が進むと、世界の平均気温は2040年までに1.5度上昇する可能性が高いとしている。

そして、ほぼ全ての地域で、命にかかわるような熱波や豪雨などが増加していると初めて報告され、人間の活動による気候変動が、発生確率を高めているとしている。

さらに、北極圏では、世界平均の2倍の速度で温暖化が進んでいて、2050年までに少なくとも一度、北極圏の海氷がなくなる可能性が高いという新たな見解も示した。