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アメリカのバイデン政権は、アフガニスタンからの退避が、予定通り8月31日までに完了できるとの見通しを示した。

ホワイトハウスは24日、会見で、現在の進捗(しんちょく)状況から、8月31日までにアフガニスタンから民間人らの退避を完了できるとしたうえで、バイデン大統領が、国防総省などに退避期限の延期が必要になった場合の不測の事態に備えるよう指示したことを明らかにした。

一方で、まだアフガンには数千人のアメリカ人が残っているとされ、地元メディアは、期限内の退避には懐疑的な見方を示している。

一方、タリバンの報道官は24日、首都カブールで会見し、「全ての退避は8月31日までに終えるよう求める」と述べ、期限延長は認めない姿勢をあらためて示した。

こうした中、G7(主要7カ国)は24日、緊急の首脳会議を開き、タリバンに対し、女性や子どもの人権について、国際法を順守するよう呼びかけた。