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ミャンマーで実権を握る国軍が、イスラム系の少数民族ロヒンギャに新型コロナワクチンを接種する考えを明らかにした。

国軍の報道官が27日に会見を開き、「誰も置き去りにしない」として、ロヒンギャにワクチン接種をし、ミャンマー国民と同様に扱う姿勢を示した。

仏教徒が9割を占めるミャンマーで、イスラム系のロヒンギャは国軍から国籍を与えられずに迫害されていて、国内におよそ60万人いると推定されている。

今回の表明は国際社会の批判をかわす狙いもあるとみられるが、どこまで実現するのか不透明。