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東京地検特捜部が、日本大学本部などを家宅捜索した事件で、日大の付属病院の建設をめぐり、理事の男性が大学の資金およそ2億円の流出に関与しているとみられることがわかった。

特捜部の家宅捜索から一夜明けた9日午後1時すぎ、日大の田中英寿理事長(74)が報道陣の前に姿を現したが、無言で車に乗り込んだ。

特捜部は、大学本部などのほか、田中理事長の自宅も捜索している。

関係者によると、関連会社「日本大学事業部」の取締役で、日大の理事を務める男性が、日本大学付属板橋病院の建て替え工事の契約をめぐり、大学側の資金およそ2億円の流出に関与しているとみられるという。