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 大阪市内の賃貸マンション5棟で、架空のリフォーム代金を支払わされるなどしたために損害を受けたとして、所有会社の「ファインマネジメント」(大阪府豊中市)が今年7月、管理の委託先だった賃貸不動産仲介大手「エイブル」(東京都港区)に計約2億7900万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。エイブル側は、勤務していた元派遣社員が不正に関与した可能性を認め、いったんは示談を持ちかけたが、決裂した。エイブルは不動産関連事業を多角的に展開しており、訴訟の行方に注目が集まる。