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北海道・木古内町で、2本の線路にまたがりかけられた大きな網。
そこに現れたのはシカ。

シカは線路の敷地から出ようとするが、柵などがあり出られず、再びトンネルの中に戻ってしまった。

8日午前5時半すぎ、貨物列車の運転士が、線路内にシカがいるのを見つけた。

その後、シカが、北海道新幹線の木古内駅近くの線路内に侵入。

新幹線は、新函館北斗駅と新青森駅の間の全線で始発から運転を見合わせた。

JR北海道では、ロープや網を使い、シカを線路内から追い出そうとしたが、作業は難航した。

そして、シカが確認されて7時間以上が過ぎた午後1時ごろ、再びトンネルを出たシカ。

今度は開けてあったゲートから敷地の外へ出ると、草原を走って逃げていった。

開業から5年の北海道新幹線で、線路内にシカが侵入したのは初めてだという。

北海道新幹線は、午後1時半ごろに運転を再開したが、上下線あわせて12本が運休となった。