Microsoft の WHQL で署名されたルートキット (ドライバー) 「FiveSys」が見つかり、発見者の Bitdefender が報告している (Bitdefenderのブログ記事、 ホワイトペーパー、 Neowin の記事)。
FiveSys は中国のゲームプレイヤーをターゲットにしており、1 年以上前から活動しているとみられる。ルートキットの動作としてはプロキシを使用してインターネットトラフィックをリダイレクトし、認証情報の窃取やゲーム内購入のハイジャックを狙うというものだ。
6 月にも同様のルートキット「Netfilter」が見つかっているが、Bitdefender によればこのようなルートキットは増加しているという。その理由として、x64 ベースの Windows ではカーネルモードのドライバーに Microsoft の署名が必須な点が挙げられる。FiveSys や Netfilter の作者は Microsoft のチェックを迂回して署名を取得したとみられ、署名はユーザーに正規のソフトウェアだと信じさせる効果もあるとのことだ。
| セキュリティ
| マイクロソフト
| ソフトウェア
| Windows
|
関連ストーリー:
Microsoft、悪意あるドライバに署名を与えてしまったと発表
2021年06月28日