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先日は南部の暫定首都アデンからのサウディ軍の撤収について報告しましたが、今度は西部の主要港ホデイダ(サナアの外港)からの親UAE軍の撤収です。
たしかホデイダを巡っては昨年から政府軍とhothy軍の間で激しい戦闘が続き、これを収めるためにストックホルム合意とやらが国連の斡旋でできていたかと思います(もっともイエメンでは・・・・合意などというものが多数あり、その大部分は実行されていないので、いちいち何合意などというのも意味はないが)。
それでか親UAE軍は、撤収(ここでも撤収と言わずに再展開などと言っているが)はストックホルム合意に従ったものとしているが、国連は同軍からは、何の連絡も受けていないとしている由。
いずれにしてもホデイダ及びその周辺にはhothy軍が展開し、サナアとの道路も再開した由(このニュースが事実であれば、長いこと封鎖に苦しんできたサナア及び北部の人々にとっては、少しは良いニュースとなろうか)
اليمن.. الحوثيون يسيطرون على مناطق بالحديدة بعد انسحاب مفاجئ لقوات مدعومة إماراتيا | أخبار سياسة | الجزيرة نت (aljazeera.net)

どうも最近ホデイダを巡る状況についてのニュースがぱたりと途絶えていたこともあり、背景等や撤収の意味合い等は不明だが、アデンからのサウディ軍の撤収とタイミングを合わせての、ホデイダからの撤収で、この2つが全くの偶然とは考えにくい気がします。
矢張り、サウディとUAE間で、アデンについてはUAEに任せ、ホデイダを含む北西部は、サウディとするが、実際上はhothyに取られてもいい、との了解でもできたのではないか?と言う気がしますが、勿論確たる証拠はありません。
イエメン人にとっては、踏んだり蹴ったりという所かもしれませんが・・・・
取りあえず