安部隊が放水するなど、緊張が高まっている。
ベラルーシ西部のポーランドと接する国境付近には、中東などからの移民およそ5,000人が国境を越えようと集まっている。
一方で、ポーランドは、治安悪化のおそれなどを理由に、国境に有刺鉄線を張りめぐらせたうえで、1万5,000人以上の治安部隊を派遣。
16日には、越境しようとしたおよそ2,000人の移民に対し、放水や催涙ガスなどで、違法な越境を阻止した。
EU(ヨーロッパ連合)は、ベラルーシが意図的に移民を送り込もうとしていると非難し、新たな制裁を科した一方で、ベラルーシもEUに対し、ガスの供給網を止める可能性を示唆し、強くけん制している。
問題の解決が見通せない中、国境付近では、移民と治安部隊との間で緊張が高まっている。