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熱戦が続く東京オリンピックは、28日で6日目。

柔道女子70キロ級、新井千鶴選手(27)が悲願の金メダル。

27日、メダル獲得を逃した柔道日本女子。

28日の70キロ級は、新井千鶴選手が順当に勝ち上がり、迎えた準決勝。

ROCのタイマゾワ選手相手に、得意の内股を狙ったが、本戦の4分間では決着がつかず、延長戦へ。

ここでもタイマゾワ選手を関節技で追い込むなど、攻め続けた新井選手。

しかし、相手も必死にこらえた。

お互い譲らぬまま、試合開始から16分が経過。
ここで、新井選手は絞め技に。

16分41秒の死闘を制し、一本勝ち。

激しい戦いを制した新井選手は、およそ2時間後、ポレレス選手との決勝でも攻めの姿勢を貫いた。

小外刈りを仕掛け、技ありでポイントを獲得し、笑顔の金メダル。

選考会で敗れ、リオオリンピックには出られなかった新井選手。

その悔しさを晴らす、見事な金メダル。

新井選手「うれしいです。金メダルが取れて、本当にうれしいのと、ホッとした気持ちと。いろんな感情が急にあふれてきました」

一方、男子90キロ級の向翔一郎選手は、3回戦で敗退。

日本男子5日連続の金メダル獲得はならなかった。