YouTubeは9月29日、ワクチン情報に関するポリシーを変更すると発表した。新たなポリシーでは、ワクチンに関する有害で誤った情報を含むコンテンツを投稿した場合、動画が削除対象となる。なお今回のポリシーに関しては、対象となるのはCOVID-19関連だけではなく、インフルエンザ、HPVワクチン、はしか、おたふく風邪、風疹といったワクチン全般に関する誤情報も禁止している(ワクチンについての誤った情報に関するポリシー、YouTubeブログ、ITmedia、TechCrunch、Engadget)。
ポリシーには具体的な例として、ワクチンが慢性的な副作用を引き起こすといった内容やワクチンは感染拡大防止に効果がないとする内容、ワクチンの成分などの不正確なコンテンツなどは禁止対象となると記載している。なおこのポリシーに違反した場合、YouTube側はコンテンツを削除しその旨をメールで通知する。2回目以降はチャンネルに対して違反警告が出される場合がある。また90日以内に違反警告を3回受けるとチャンネルごとBANされるとのこと。
あるAnonymous Coward 曰く、
表現の自由との兼ね合いはあるが、こうした誤情報により多くの人々が命を落としていることを考えると、規制はやむを得ないだろう。
| ITセクション
| 検閲
| YouTube
| IT
|
関連ストーリー:
世界中のコロナに感染して亡くなった反ワクチン派を収集するサイト「Sorry Anti Vaxxer」
2021年09月30日
米国でワクチン接種なしでもできる求人や学校を掲載するサイトが誕生
2021年09月21日
タマホームの反ワクチン騒動、報道を否定するも文春に社長の反ワクチン動画がすっぱ抜かれる
2021年07月29日
リーナス・トーバルズ氏がmRNAワクチンを解説、LinuxカーネルMLで陰謀論はするな
2021年06月15日
京都府伊根町、町外の反ワクチンの電凸で中学生への集団接種とりやめ
2021年06月09日