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Python パッケージの公式リポジトリ PyPI で公開されているパッケージの半数近くに何らかのセキュリティ上の問題が含まれるとの調査結果が発表された(The Register の記事論文)。

対象は PyPI に保存されている全パッケージ 19 万 7 千件以上のスナップショットで、静的コード解析ツール Bandit を用いて調査している。セキュリティ上の問題は exec 関数の使用やパスワードのハードコードといったものから、セキュアでない例外処理やハッシュ関数の使用、SQL インジェクションや XSS が可能といったものまで幅広い。調査の結果、約 75 万件の問題が見つかり、46 % のパッケージが少なくとも 1 つの問題を含んでいたとのこと。

ただし、見つかった問題の半数以上を占める約 44 万件は深刻度の低いものであり、約 23 万件が深刻度中、約 8 万件が深刻度高に分類される。深刻度低の問題を含むパッケージは全体の 35.8 %、深刻度中は 25.3 %、深刻度高は 11.4 % にとどまる。また、今回の調査では誤検出・検出漏れや実際の使用では実行されないコードが検出されている可能性のほか、調査時に展開されなかったファイルが含む問題や Python 以外の言語で書かれたコードに含まれる問題は検出できないといった制約もあるとのことだ。

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