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大新屋遺跡発掘調査現地説明会

新井小学校駐車場で行われる大新屋遺跡発掘調査の現地説明会があった。本校児童とともに、発掘作業をされている方から説明を聞いた。

竪穴住居

まず、弥生時代から古墳時代にかけての竪穴住居跡を見た。住居の周りには溝がほられ、柱が不均等にあるのが特徴のよう。年代の特定は、その層から出土する土器の種類で判断するようだ。実際に出土した土器のかけらを見せていただいたが、もとの形がどんなものかは想像が難しかった。プロは復元ができるようだ。

掘立柱建物跡

次に、平安時代から鎌倉時代にかけての掘立柱建物跡を見た。地面に穴を掘り、その中に柱を建てた跡があった。これは先ほどの縦穴住居跡よりも柱が均等に並んでいた。「大河ドラマ『平清盛』の時代に近いですね」、という説明が分かりやすかった。

低湿地の池

さらに、池か沼の跡もあった。黒色の土があり、ここには、人や牛、シカなどの足跡があった。当時の人の身長は150cm程度で、足の大きさは23cmだった模様。「子どもの足跡はありましたか?」と児童は質問していた。

古代ロマンに思いを馳せ、縄文・弥生時代の人々の歴史に触れる学習ができた。子どもたちとともに貴重な体験をさせていただいたことに感謝したい。