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飲食店やライブハウスなどで行われる行動制限の緩和に向けた実証実験の概要が明らかになった。

小池都知事「きょうをもって緊急事態宣言が解除される。明日からいよいよ新たなステージに入る」

緊急事態宣言などの全面解除を前に、30日の全国の新型コロナウイルスの新規感染者は1,576人だった。

また、東京都は218人の感染が確認され、39日連続で前の週の同じ曜日を下回った。

こうした状況をふまえ、30日の都のモニタリング会議では、感染状況の警戒レベルを、およそ10カ月ぶりに1段階引き下げた。

一方、医療提供体制は、いまだ重症者数が高い水準を推移していることなどから、最も深刻な赤に据え置いた。

こうした中、政府の行動制限緩和に向けた実証実験の概要がわかった。

これによると、実験は、飲食店やライブハウス、小劇場のほか、大規模イベントなどで実施され、ワクチン接種歴などの確認、入店者と入場者のリスト作成、換気状態の計測なども行い、技術の実効性について検証するとのこと。

飲食店については、神奈川や福岡など12の道府県。
ライブハウスや小劇場などは、北海道や大阪など4つの道府県が対象地域となり、いずれも東京は含まれていない。

また、大規模イベントについては、Jリーグの試合や体操の世界大会での実施を調整している。

全国のワクチン接種の進み具合について、全ての世代を対象とした数値を見ていく。

30日に公表されたワクチンの総接種回数は、29日よりも116万回以上増え、1億6,373万回を超えている。

続いて接種率。
少なくとも1回目の接種を終えた人の割合が、ちょうど70%となった。

そして、2回目の接種まで完了した人の割合は59.3%となった。