新型コロナウイルスの新たな変異ウイルス「オミクロン株」の国内2例目の感染者が確認されたことを受けて、厚生労働省は、感染が確認された男性と同じ飛行機に乗っていた114人の乗客を濃厚接触者として扱い、健康観察などを行うと発表した。
「オミクロン株」への感染が確認されたのは、ペルーからカタールのドーハ経由で、11月27日に成田空港に到着した20代の男性。
空港の検疫で新型コロナの陽性が判明し、国立感染症研究所でゲノム解析を行ったところ、「オミクロン株」に感染していたことがわかった。
男性は、宿泊療養施設に移動したあとに、発熱とのどの痛みが確認され、現在は医療機関に隔離されている。
男性は、10月までにファイザー製のワクチンを2回接種していた。
厚労省は、男性と同じ飛行機に乗っていた乗客114人を濃厚接触者として扱い、健康観察などを行っている。
114人について、今のところ症状の報告はないという。