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Oracleの提供するJava開発キット「Oracle JDK」が、商用目的の使用を含めて再び無償で利用可能になるとInfoQが報じています。新しいライセンスは「Oracle JDKのプロダクション環境での使用を有償化する」という2018年の決定を覆す、「Oracle No-Fee Terms and Conditions」(NFTC)の元で提供され、Oracle JDK 17以降のバージョンに適用されるとのことです。

オラクルのプロダクトマネジメント担当シニアディレクターのDonald Smith氏は、9月14日に公開したブログ記事で以下のように説明しています。

Providing Oracle OpenJDK builds under the GPL was highly welcomed, but feedback from developers, academia, and enterprises was that they wanted the trusted, rock-solid Oracle JDK under an unambiguously free terms license, too. Oracle appreciates the feedback from the developer ecosystem and are pleased to announce that as of Java 17 we are delivering on exactly that request.

Oracle OpenJDKのビルドをGPLで提供することは非常に歓迎されましたが、開発者、学術機関、企業からのフィードバックでは、信頼できる強固なOracle JDKを明確なフリー・ターム・ライセンスで提供することも求められていました。オラクルは開発者のエコシステムからのフィードバックに感謝しており、Java 17ではまさにその要望に応えていることを発表したいと思います。

Smith氏は強調はしてませんが、「商用やプロダクションでの使用も含まれる」と明示し、「有償でない限り、再配布は認められる」と説明しています。

Oracle JDKの有償化の決定はJava開発コミュニティに大きな影響を与え、多くの開発者がOpen JDKの使用や、Java以外の選択肢を検討してきました。方針展開によってOracle JDKの影響力が戻るかどうかが注目されます。